真っ黒なA320ばかりの空港に…目立つ!

機番は「JA06MC」

 北九州空港に2023年7月4日、何も塗装されていない真っ白な胴体をもつ、旅客機「エアバスA320」がフィリピンのマニラより飛来しています。この旅客機はどういった経緯でこの空港へ飛来したのでしょうか。


真っ白なカラーリングをまとい北九州空港へ到着した「JA06MC」(2023年7月4日、乗りものニュース編集部撮影)。

 このA320の機番は「JA06MC」。同空港を拠点とする航空会社、スターフライヤーがリース(貸出)会社から導入し、2011年より商業便で運用されていた機体です。航空機追跡サイト「フライトレーダー24」によると、同社での商業運航最終便は、2023年1月10日の81便(羽田→北九州)と記録されています。

 同社によると、この機は同社での運航を終えたのち、マニラでリース会社へ返却するための整備作業を実施。このときに塗装が全てはがされ、北九州へ戻ってきたといいます。スターフライヤー機の特徴である真っ黒なカラーリングから、真っ白な塗装へと塗り替えられた「JA06MC」。今後、同機はリース会社へ返却されたのち、別の航空会社などで運用される見通しです。