海軍機っぽい? フランカーシリーズの最新型機を引き渡したと露UACが発表
海軍のマークは確認できる。
UACからは国防省へ納入したという発表のみ
ロシア国有の航空会社である「ユナイテッド・エアクラフト・コーポレーション(UAC)は、現地時間の2023年7月3日、イルクーツク航空工場から最新型Su-30SM2の戦闘爆撃機をロシア国防省へ納入したと発表しました。
ロシア国防省に納入を開始しているSu-30SM2戦闘爆撃機(画像:UAC)。
同機は、2022年1月から納入を開始した機体で、Su-30戦闘機をアップデートし2人乗りのマルチロール(多用途)機にしたものです。既存の機体であるSu-30SM戦闘機が想定している敵防空システムへの攻撃に、はるかに優れた性能を発揮するとされており、数100km単位で離れた地上や海上の標的に超音速ミサイルなどで攻撃できるとされています。
なお、UACはどの部隊に何機のSu-30SM2を納入したかは発表していませんが、公式の動画では、ロシア海軍機が付けるマークなども確認されているということで、SNSなでは海軍向けの機体なのではという意見もあります。
ロシア海軍航空隊は同機をSu-24Mと転換するために配備を進めていると見られています。