痛ましい事故でした。

事故現場となった八雲町野田生の国道5号に設置

 国土交通省北海道開発局 函館開発建設部は2023年7月4日(火)、八雲町野田生の国道5号にて、交通安全対策として「ランブルストリップス」の工事に着手すると発表しました。


国道5号 八雲町野田生の事故現場付近(画像:Google)。

 これは同所で6月18日に発生した高速バスと大型トラックの正面衝突事故を受けてのもの。この事故では互いの運転手とバスの乗客3人を含む5人が死亡しています。対面通行の国道で、トラックが反対車線へ飛び出したことで発生しました。見通しのよい区間ではあるものの、事故が多い場所であるという地元の人の証言などが報じられています。

 ランブルストリップスは、道路の中央や路肩の舗装に波状の紋様をつくり、その部分を通過する際に音と振動が発生するもので、クルマの路外への逸脱や正面衝突防止を目的に施工されます。八雲町内の国道5号では多くの区間で設置済みですが、事故が起こった箇所は未設置でした。

 7月6日から7日にかけての夜間に、まず500m区間で施工し、事故危険箇所14kmのうちの未設置部分については、関係機関と協議のうえ順次設置するということです。