(C)GoRA・KINGRECORDS/Project AYAKA

写真拡大

2023年7月1日(土)から放送、GoRAとキングレコードがタッグを組む完全新作オリジナルアニメーションプロジェクト『AYAKA ‐あやか‐』について、第1話〜第3話先行上映会&トークショーが都内にて行われた。今回はそのレポートを紹介する。

『AYAKA ‐あやか‐』は、七つの島が連なる綾ヵ島を舞台に、相棒×師弟×好敵手×兄弟という関係性と、それぞれに宿命を背負った男たちの切なくも美しい絆の物語を描く完全新作オリジナルアニメーション。

シリーズ構成・脚本は『K』シリーズを手がけた作家集団GoRA、キャラクター原案はイラストレーターのredjuice、監督を長山延好、キャラクターデザインを金子美咲、プロダクションデザインを田中直哉、アニメーション制作をスタジオブランが務める。
また、メインキャラクターを上村祐翔、寺島拓篤、鳥海浩輔、梅原裕一郎、梶原岳人、榊原優希、花澤香菜、福山潤と人気・実力ともに随一のキャスト陣が担当する。

この度の先行上映会&トークショーでは、MCの青木佑磨の呼び込みでキャストの八凪幸人役・上村祐翔、沙川尽義役・寺島拓篤、鞍馬春秋役・鳥海浩輔、伊吹朱役・梅原裕一郎、そして原作・シリーズ構成・脚本を務めるGoRAの宮沢龍生の5人が登壇。

トークコーナーでは、作品をより楽しむためのトークが繰り広げられていく。
まずは序盤の見どころについて「水の演出や色使いがきれいな作品で、世界観にワクワクすると思うので、それを楽しんでほしい」と上村。綾ヵ島の美術背景は、寺島も大きな見どころだと語っていた。

「背景には懐かしさも感じましたが、個性的で素敵なキャラクターたちが出てきますから、そこもぜひ注目して見ていただければと思います」と鳥海が語ると、梅原は「綾ヵ島は(架空の島ではあるが)日本と地続きの世界観なので、出てくるアイテムなども面白くて。元ネタはあれかな? っていうアイスも出てきたりするので、そんなところも楽しみにしていただけると、クスっとできると思いますし、細かいアイテムや小物までこだわっていると感じられると思います」と話した。
設定に関しては、本編だけではわからないところまで細かく練られているそうなので、深く楽しめる作品であることは間違いないだろう。

最後にGoRAの宮沢が「『AYAKA』ってキズと絆の物語なんです。序盤はこれから広がっていて絡まり合ってぶつかり合う絆の序章が描かれるので、その人間関係をよく見ていただければ嬉しいなと思います」と語った。

>>>キャスト陣などイベントの様子を見る(写真8点)

(C)GoRA・KINGRECORDS/Project AYAKA

続いて、物語を彩っていくキャラクターについて、そのキャラクターが生まれた背景を宮沢が説明し、演じるにあたって心がけていたことをキャスト陣が語っていく。

生まれつき水を操る力を持つ主人公の八凪幸人は、尽義に連れられて綾ヵ島に行くのだが、そこで色々なものに出会い成長していく少年である。
「幸人が尽義からの言葉で動く部分は、掛け合いの中で見つけていって、現場の空気感で幸人を作っていこうかなと意識していました。序盤はそんな幸人の変化を楽しんでいただけると思います」と上村。

そして、幸人を導いていく存在でもある沙川尽義について、「飲んだくれて困った奴だけど憎めない」と宮沢が説明すると、寺島は「幸人の成長の起爆剤になるような存在ですけど、尽義の行動の元にあるものは、幸人に起因しているところがあるんです。なので尽義にとっても幸人はなくてはならない存在なんです……けど、酒とギャンブルのインパクトが強くて、それが全然伝わってこない(笑)」と嘆く。ただ、そのだらしなさと真面目なところのバランスが絶妙だったと、上村は、寺島の演技を絶賛していた。

2人は収録もほぼ一緒だったとのことで、「上村くんとはお芝居のルートが違うと感じたので、掛け合いをすることで、感じたことがないものを得られるし、すごく刺激になりました」と、寺島がアフレコでの思い出も語ってくれた。

鞍馬春秋に対して「イケメンだけど、ほわんとしたおじちゃんです」と語る宮沢。「現時点では、どう受け取っていただいてもいいキャラだと思います。他の3人同様、物語の根幹を担っていくキャラクターなので、序盤の印象から、実際に彼がどういった人間なのかを見ていただきたいです。ただ、彼は優しいです」と鳥海。その声からも優しさがにじみ出ていた。

伊吹朱は、この作品世界に存在する ”アラミタマ” を駆除する組織・アヤカセキュリティの所長であり、春秋とは脈接ぎとしての在り方の違いから対立しているというキャラクター。
「朱は、外見と中身に差があるので、彼のちょっと突き放したようなものの言い方の奥にあるものを感じていただけたら嬉しい」と宮沢が話すと、「彼は本質が描かれていくことで印象が変わるキャラクターだと思っています。鞍馬とは兄弟弟子で、過去に何かしらあったことが徐々に明かされるので、それがわかったときに、より一層2人の魅力が伝わると思います」と梅原が続ける。

他にもたくさんの魅力的なキャラクターが登場するが、まずは物語の中で、4人の印象や関係性がどう変わっていくのか、その変化を楽しみにしていてほしい。

告知コーナーでは、angelaが歌うオープニングテーマ『AYAKASHI』(7月5日発売)の期間限定盤に、八凪幸人役・上村祐翔が出演したスペシャルボーナストラック『angelaのsparking! talking! show! あやかい出張版』が収録されることを発表。『AYAKA』への思いを語った収録は楽しかったらしく、「angelaの2人に乗せていただきながらお話できたので、仲良くなれました」と上村は笑顔で話していた。

また、伊吹朱たちアヤカセキュリティを主軸としたコミカライズ『AYAKA -あやか- Muzzle Flash Back!!』がスタートすることも発表された。「(イラストを見ながら)何だか主人公みたいな顔をしてますね。アニメの前の話なので、できればアフレコ前に知りたかった(笑)」と梅原も嬉しそうだ。

さらにGoRAによるノベライズも企画されているそうで、「尽義が色々やばいことになる話」と宮沢が意味深な発言を残していたが、それとは別に毎話放送終了後、その話数を補完する内容の短編小説を配信していくことを報告。それを読むと、より深く『AYAKA -あやか-』の世界が楽しめるとのことで、そちらもぜひ楽しみにしていてほしい。

イベントレポートは以上。
2023年7月1日(土)よりTOKYO MX、BS11他にて放送開始、FODにて〈地上波同時〉見放題最速配信のTVアニメ『AYAKA -あやか-』に乞うご期待!!

(C)GoRA・KINGRECORDS/Project AYAKA