総勢12隻からなる巨大艦隊が東シナ海に出現!

空自のF-15戦闘機や米空軍のB-52戦略爆撃機も

 海上自衛隊は2023年6月12日、沖縄東方海域において航空自衛隊やアメリカ海軍、同空軍、フランス海軍と日米仏の3か国共同訓練(Multi Big-Deck Event)を実施したと発表しました。

 期間は6月7日(水)から10日(土)までで、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて連携を強化すべく、参加国どうしの連携強化を目的に実施したとのこと。


アメリカ空母「ロナルド・レーガン」(左奥)と並走する海上自衛隊の護衛艦「いずも」(画像:海上自衛隊)。

 訓練には海上自衛隊から護衛艦「いずも」「さみだれ」(IPD23第1水上部隊)が、航空自衛隊からは那覇基地(沖縄県)所在の南西航空警戒管制団と、第9航空団所属のF-15J戦闘機がそれぞれ参加。

 一方、アメリカ海軍からは「ロナルド・レーガン」「ニミッツ」2隻の原子力空母のほか、イージス巡洋艦「アンティータム」「ロバート・スモールズ」「バンカー・ヒル」、イージス駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」「ディケイタ―」「ウェイン・E・メイヤー」「チャンフーン」の4隻、合計9隻が集結したほか、アメリカ空軍からは戦略爆撃機B-52が参加し、これにフランス海軍のフリゲート「ロレーヌ」が加わる形で行われました。

 訓練内容は、対水上戦や対空戦、対潜水艦戦、LINKEXなど各種戦術訓練に加え、POTOEX(フォトエクササイズ:写真撮影用の艦隊フォーメーション)などで、説明によるとこれらはアメリカ主催の大規模広域訓練2023(LSGE23)の一環として実施したとのことです。