激レア新幹線「JR西日本のN700S」追加投入へ 「N700A」はブレーキ強化など改良
JR西日本のN700S、実は激レア車両です。
新車の追加投入で多客期の臨時列車増発も
JR西日本は2023年6月16日(金)、東海道・山陽新幹線用のN700Sを追加投入すると発表。合わせて現在運行しているN700Aに、N700Sで採用する機能の一部を反映する改造を行うことを明らかにしました。
N700S(画像:乗りものニュース編集部撮影)。
N700Sは、2023年8月頃に1編成、2024年2月頃に1編成の計2編成を追加投入する予定です。これにより、安全性や快適性、異常時対応能力の強化を図るほか、多客期に臨時列車を増発して利便性を向上させます。N700SはJR東海も投入していますが、JR西日本のN700Sは編成数が非常に少なく、なかなか見かけないレア車両となっています。
N700Aの改造では、ATCとブレーキシステムを改良し、地震発生時のブレーキ距離を従来のN700Aから5%短縮。大容量のデータ通信を実現することで、車両の状態監視機能を強化するとしています。また、パンタグラフやブレーキ装置の摩耗部品の長寿命化を図り、メンテナンスコストを削減します。今後、2024年度から2026年度にかけて、N700Aの40編成を対象に、博多総合車両所で改造を実施する予定です。