第二の「京葉道路・東関東道」海側に!? 千葉の「新湾岸道路」具体化へ準備会設立 国県と6市町村
千葉県の東京湾側へ、新たに高速道路を整備する計画です。
東関東道・京葉道路・国道16号・国道357号のバイパス
国土交通省 千葉国道事務所は2023年6月16日(金)、東京湾沿岸にあらたに高規格道路を整備する「新湾岸道路」構想の具体化に向け、「新湾岸道路検討会準備会」を設立すると発表しました。第1回会議は21日に行われます。
千葉県内の東関東道(画像:写真AC)。
千葉市や船橋市をはじめ東関東道・京葉道路・国道16号・国道357号など京葉臨海部の道路は、本来の交通容量を大幅に超過するなどパンク寸前となっています。
その根本解決として構想されている「新湾岸道路」、2020年に国県で策定の「千葉県湾岸地域における規格の高い道路計画の基本方針」にリストアップされ、2021年の国土交通省 関東地方整備局の「新広域道路交通計画」にも「第二東京湾岸道路」として調査中路線の扱いとなっています。
さらに先月には千葉・市川・船橋・習志野・市原・浦安の6市とともに「整備促進期成同盟会」が設立。国の事業化に向けて機運を高めていく構えです。
ルートについては、先行して都市計画道路が各地で暫定開通済みとなっており、それを活かした概略ルートとする案もあります。
沿線利用者へのヒアリングなどを経て概略ルートが決まると、都市計画決定や環境アセスメントを経て、事業化、着工という段階を踏んでいきます。