大阪メトロ「EVバス」一挙100台導入 国内メーカー 万博を視野にいろいろ実験か
大口契約だ!
国内メーカーのEVバスを100台
北九州市に拠点を置くEVモーターズ・ジャパンは2023年6月15日(木)、大阪メトロへEVバスを100台、7月下旬から順次納入する予定だと発表しました。
大阪メトロに納入されるEVモーターズ・ジャパンの大型路線バスF8 Series2-City Bus(画像:EVモーターズ・ジャパン)。
納入車両は29人乗りの小型バス(航続距離290km)と、77人乗りの大型路線バス(同280km)です。2025年大阪・関西万博に向けたものとされています。
EVモーターズ・ジャパンによると、独自技術「アクティブ・インバータ」の搭載で、バッテリーとモーターをほぼリアルタイム(100万分の1秒)でコントロールするため、無駄な電力消費と発熱を抑制し、長距離の走行とバッテリーの長寿命化を実現しているといいます。
大阪メトロは今回の100台と別で、さらに50台を万博までに導入する予定。また、15日にはEVバスの車体デザインも公表しています。150台のうち100台については、グリーンイノベーション(GI)基金事業の一環として「スマートモビリティ社会の構築」の研究開発における実証実験として取り組むものです。
その実証実験は、関西電力やダイヘン、大林組、NEXCO東日本などとともに、車両ごとの充電時間を考慮した最適なエネルギーマネジメントなどの実証実験を行うこと、その過程で「10台程度を自動運転化し、レベル4相当での運行」を目指すことや、公道にコイルを埋設するなどした走行中給電システムの開発にも取り組みます。