1996年に建造。

鉄道・運輸機構が汽船を売却

 鉄道・運輸機構は2023年6月13日、汽船「吉蘄善丸」を売却すると発表。売却に向けた一般競争入札の募集要項を公表しました。


建設が進む北陸新幹線(画像:写真AC)。

 吉蘄善丸は、1996年12月に上島造船所で建造された貨物船兼石材砂利運搬船で、大型クレーンも備えています。総トン数は374トンで、鉄道・運輸機構と寿海運が共同で所有。持分割合は鉄道・運輸機構が100分の80、寿海運が100分の20となっています。
 
 現在、吉蘄善丸は広島県豊田郡の小池造船海運に係留されているといいます。今後、7月に入札を行い、原則として8月3日までに引き渡すとしています。
 
 鉄道・運輸機構は、主に鉄道施設の建設を行っていますが、旅客船や貨物船を海運事業者と共同で建造する「船舶共有建造事業」も推進しています。