再開された「日韓航路」本格化 関釜フェリー名物「青春18きっぷで格安韓国旅行」復活!
目覚めれば韓国!
「青春18きっぷ旅大応援キャンペーン」を実施
関釜フェリーは2023年夏、「青春18きっぷ」の利用者を対象に、関釜航路のフェリー運賃が50%割引になる「青春18きっぷ旅大応援キャンペーン」を実施します。
下関駅に停車する山陽線普通列車(乗りものニュース編集部撮影)。
これは、「青春18きっぷ」を利用して山口県下関市を訪れる人を対象に、下関と韓国の釜山を結ぶフェリーの2等片道大人運賃9000円を4500円に割引するというもの。
1等や特等船室は、等級差額を支払うことで利用できます。また、港湾施設利用料、燃油サーチャージ、国際旅客観光税は別途必要となります。
期間は「青春18きっぷ」の夏季利用期間と同じ7月20日から9月10日まで。割引が適用されるのは、下関から釜山の片道と、同区間を往復で同時購入した場合。電話予約時に割引利用の旨を伝え、下関港で「青春18きっぷ」を提示の上、申請書を提出する必要があります。対象人数は代表者を含め最大5人までとなります。
下関と釜山を結ぶ航路は、戦前から関釜連絡船が運航され、日本と朝鮮半島を結ぶ重要なルートとなっていました。現在は日本船籍の「はまゆう」と韓国船籍の「星希」によって1日1往復を運行。下関発・釜山発はいずれも、夜間に出港して早朝に到着するダイヤとなっています。
同航路は新型コロナの影響により2020年3月から2022年12月まで旅客扱いが停止され、再開後も限定的な運航でしたが、5月から船内レストランが再開、そして6月13日からインターネット予約の受付も再開されます。同社の公式HPからインターネット予約決済をすることで、大人2等旅客運賃が30%割引となります。なお、「青春18きっぷ」の割引もコロナ前に実施されていたものです。
なお、もうひとつの日韓航路であるJR九州高速船も、コロナ禍の休止を経て2022年11月から「クイーンビートル」を博多〜釜山間に就航させるなど、徐々に回復の動きが見られます。