レッドソックス・吉田正尚

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ヤンキース 2 − 3 レッドソックス

<現地時間6月11日 ヤンキー・スタジアム>

 レッドソックス吉田正尚外野手(29)が11日(日本時間12日)、敵地でのヤンキース戦に「3番・左翼」で先発出場。4打数無安打に終わり、ヤンキースとの3連戦はいずれもノーヒットとなった。

 吉田はヤンキースの先発右腕・シュミットの前に、第1打席から遊直、右直と2打席連続で凡退。6回の第3打席は、ヤンキース2番手・ラミレスに打ち取られ一ゴロ。第4打席も二ゴロと凡退した吉田は、4打数ノーヒットに終わり、試合前.305だった打率は.300に下がり、これで3試合続けての無安打となった。

 打撃では良いところ見せることができなかった吉田だが、この試合はレフトの守備で見せ場を作る。4回ヤンキースの攻撃、二死一塁で7番・マキニーがレフト戦に強いライナー性の打球を放ち、抜ければ一塁走者がホーム生還という場面。ここで華麗なスライディングキャッチを見せ、失点を阻止。この吉田のファインプレーに、敵地に集ったレッドソックスのファンから大歓声が送られた。

 レッドソックスは8回に同点に追いつき延長タイブレークに持ち込むと、延長10回に7番・ヘルナンデスがレフト前に運ぶタイムリーを放ち、3−2と勝ち越し。その裏は4番手・マーティンがしっかりと無失点に抑えゲームセット。

 レッドソックスは敵地でのヤンキース3連戦を2勝1敗で勝ち越し。また今季の成績を33勝33敗としア・リーグ東地区最下位に沈んでいるものの、勝率5割復帰となった。