佐伯泰英による、待望の時代小説新シリーズ、連続四か月刊行!「猪牙の娘 柳橋の桜(一)」ほか 【文春文庫 6月のラインナップ】
新作書下ろし時代小説4巻連続刊行!
『猪牙の娘 柳橋の桜(一)』(佐伯泰英)
吉原や向島などへ行き交う舟が集まる柳橋。神田川と大川が合流する一角に架けられたその橋の両側には船宿が並び、働く人、遊びに行く人で賑わっていた。
柳橋の船宿「さがみ」で働く船頭の広吉には一人娘がいた。名前は桜子。三歳で母親が出奔するが、父親から愛情を受けて育ち、母譲りの器量よしと、八歳から始めた棒術の腕前で、街の人気娘に育っていた。
夢は父親のような船頭になること。そんな桜子に目を付けた船宿の亭主による「大晦日の趣向」が思わぬ騒動を巻き起こし……。
涙あり、恋あり、活劇あり。待望の時代小説新シリーズの幕が開く。四か月連続刊行!
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文春文庫 6月のラインナップ
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待望の書下ろし新シリーズ4巻連続刊行! 主人公は江戸・柳橋の船頭の娘・桜子。船頭になることを夢見る桜子の活躍に乞うご期待。

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