WWDC23の中で、Apple Watch向けOS「watchOS」の次期メジャーバージョンとなる「watchOS 10」が発表されました。

WWDC23 - Apple Developer

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WWDC 2023 - June 5 | Apple - YouTube

watchOS 10ではどの文字盤でもDigital Crownを回すだけでスマートスタックのウィジェットを表示できるようになります。





さらに上にスクロールするとタイマーが表示されるなど、さまざまなウィジェットを利用することができます。



世界時計では時刻を反映するダイナミックな背景色を採用。





新しく、重なり合う3つの特徴的なレイヤーを用いた文字盤が登場。





さらに、watchOS 10の登場を記念してスヌーピーとウッドストックが入った文字盤も登場します。







ワークアウトアプリの「サイクリング」について。



既にサイクリング関連機能として、ワークアウト開始を忘れた場合のための通知やSOS機能などがあります。



新たに、Bluetooth対応の自転車センサーとの連携が可能となります。



これにより標準の指標にケイデンスとパワーが加えられることとなり、新しいサイクリングパワーのワークアウト表示が可能となります。





Apple WatchはFTPとして知られる機能的作業しきい値パワーを推定。



パワーゾーンや各ゾーンにいる時間を簡単に確認可能となります。



さらに、watchOS 10ではApple WatchのサイクリングワークアウトがライブアクティビティとしてiPhoneに自動的に表示されます。





iPhoneは心拍数範囲や高度やパワーゾーンといった表示や、速度や最高速度、距離などをチェックするのに最適とのこと。





続いて「ハイキング」について。



watchOS 10ではコンパスが2つの新しいウェイポイントを自動的に生成します。





新しいモバイル通信接続ウェイポイントはメッセージの確認や家族への電話が必要な場合に通信事業者から最後に信号を受信した場所を示します。







緊急事態には、別の新たなウェイポイントが利用可能な通信事業者のネットワークを使って緊急電話を掛けられるルート上の場所を示します。







新しい高度の表示も導入。



高度計のデータを使って保存したウェイポイントを立体的に表示します。





さらに、マップもアップデートされます。



まずはアメリカで等高線や山の陰影や標高の詳細に加えて関心のある地点や登山道の起点が表示される新しい地形図が導入されます。





検索機能を使って近くの登山道や登山道名や難易度、登山にかかる時間や獲得標高などの情報も確認可能となります。







開発者向けの新しいAPIも導入されます。



Apple Watch Series 8とApple Watch Ultraのパワフルなモーションセンサーは、ゴルフクラブやテニスラケットをスイングする時のような方向や加速度の急激な変化を検出できます。





例えばこれらの情報を駆使して、前腕と手首と手をひねる動きを分析し、テニスのサーブに役立てることなどが可能に。



さらに、マインドフルネスアプリでは瞬間的な感情や毎日の気分を目立たず便利な方法で記録可能に。



Digital Crownを使って魅力的な多次元の形をスクロールして自分のその時の気持ちを記録できます。





Apple WatchがなくてもiPhoneやiPadのヘルスケアアプリでも記録可能です。







さらに、Appleが注力する新しい分野が「Vision health(視力の健康)」です。



環境光センサーを使って日光の下で過ごした時間を測定。



この情報はヘルスケアアプリで確認可能。



iPadとiPhoneのFace IDに用いられるTrueDepthカメラを使って子どもが近すぎる距離で長時間デバイスを使っていないかを検出し、デバイスを遠ざけるよう促すことも可能となります。







watchOS 10の新機能をまとめた画像が以下。



なお、WWDC23で発表されたすべてのOSは2023年秋にリリースされる予定です。