「迷駅」こと名鉄名古屋駅 忙しいホームの4線化判断、24年度を目途 老朽化も課題
上下55本(平日8時)を3面2線で捌いています。
駅のスペースを南東側へ拡充
名鉄名古屋駅(画像:写真AC)。
名古屋鉄道は名鉄名古屋駅の改良について、事業の方向性を2024年度を目途に判断すべく関係者と協議中だとしています。
同駅は日本屈指のターミナル駅ですが、プラットホームは3面(うちひとつは降車・特別車専用)しかなく、線路に至っては2線分しかありません。しかしながら、例えば平日朝8時台は上下55本の列車が発着し、行先も計17に及びます。自動放送では間に合わないため、駅係員が列車の動きにあわせて案内放送するほど。ゆえに同駅は「迷駅」「日本一のカオス駅」などと呼ばれます。
駅の改良にあたっては、駅のスペースを南東側へ拡充し、線路を4線分に増やすことが検討されています。名古屋鉄道は「空港アクセスの利便性や案内が向上する」とし、リニア中央新幹線開業にあわせたい考えです。
また、供用開始から80年が経過しており、駅の更新も課題となっています。