ハリケンジャー塩谷瞬&アバレンジャー西興一朗、20周年で再会!互いの戦隊レッド像分析
28日、Vシネクスト『忍風戦隊ハリケンジャーでござる! シュシュッと20th anniversary』『爆竜戦隊アバレンジャー20th 許されざるアバレ』の合同マスコミ試写会が都内で行われ、両作品から主演の塩谷瞬(椎名鷹介/鷹之介/ハリケンレッド役)と西興一朗(伯亜凌駕/アバレッド)が出席し、20周年を迎えた「ハリケンジャー」「アバレンジャー」への思いや、お互いの戦隊レッド像を語り合った。
「忍風戦隊ハリケンジャー」(2002〜2003)は、宇宙忍群ジャカンジャに立ち向かう伝説の忍者・ハリケンジャーの戦いを描いたスーパー戦隊シリーズ第26弾。同作放送後にスタートした「爆竜戦隊アバレンジャー」(2003〜2004)は、爆竜と心を通わせることができる若者たちと、異次元にある別の地球「ダイノアース」からやってきた侵略者エヴォリアンの戦いが描かれた。
20周年作品の上映後に登壇した塩谷は、「アバレンジャーは明るくて面白い。ギャグも飛んでいたり、とても型破りな戦隊だと思います」と感想を述べると、西も「アバレンジャーはとてもコミカルなヒーローに仕上がっています。ハリケンジャーの方が王道なヒーローです」と分析。「ハリケンジャーを観て、逆に王道なヒーローを僕も演じてみたいなと思いました。新作も古さを全く感じず、すごくかっこよかったです」と作品を絶賛した。
同じ戦隊レッドとして、塩谷を尊敬しているという西。イベントでは塩谷を「塩谷先生」と呼び本人を照れさせると、「令和の時代にこんなスター役者はいない。GACKTさんかROLANDさんか塩谷さんくらい」と持ち上げ、「(俳優として)20年間スター感が出ているのもすごい。僕なんか、今は悪役ばっかりやっていますからね」と自虐し、会場を盛り上げる。
ハリケンレッドに対しても「正統派のレッド」と憧れを抱いていると話す西は、「ハリケンジャーは忍者、僕らは一般人が集まったヒーロー。アバレッドも本来のレッド像ではなく、少しヘラヘラしている。ハリケンレッドのようにかっこ良いレッドに憧れます」とコメント。アバレッドについても「あまり前に出るタイプのレッドではないです。元気だけど、みんなを引っ張っていく感じでもない。みんなで一緒に頑張ろうと、引っ張っていくようなレッドになりたいなと思いました」と明かした。
対する塩谷も、「アバレンジャーはみんな仲がいい。それぞれの役割分担がはっきりとしている。西くんも型破りで、歯に衣着せぬ発言をしたりして、大人だって思っていました」と当時抱いていたイメージを告白。西の「みんなを引っ張っていくレッドになりたい」発言に対しても、「一度やってみますか! そういう企画を作って」とフォローし、「やはり全ての戦隊、最終的にはみんなを引っ張っていく存在になっていると思います」とコメント。謙遜気味な西に対して、肯定的な見解を示して感激させていた。(取材・文:名鹿祥史)
Vシネクスト『忍風戦隊ハリケンジャーでござる! シュシュッと20th anniversary』は6月16日(金)より期間限定上映、Blu-ray&DVDは10月25日(水)発売
Vシネクスト『爆竜戦隊アバレンジャー 20th 許されざるアバレ』は2023年に期間限定上映、Blu-ray&DVDは2024年3月27日発売