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 4月4日に行われたコッパ・イタリア準決勝のユベントス対インテルのファーストレグは、今なおその影響が残されているところ。この試合で、ユベントスのファンからインテルのロメル・ルカクに対し、250名のユベントスのファンから人種差別的な行為が行われたとされているためであり、そのうちすでに171名が特定され、出入り禁止と罰金処分が科せられたことが明らかとなった。なおこのうち一部はユベントスのウルトラに属するとのこと。

 この試合のロスタイム5分に、ルカクはPKによって同点ゴールを決め、ユベントスのファンに向かって挑発的な喜びの表現を行った。これにより主審から2枚目の警告を受けて退場となり、さらに終了後にはインテルのGKハンダノヴィッチとユベントスのクアドラードも衝突、一発退場処分を受ける事態へと発展している。しかしながらその後、イタリアサッカー連盟のグラヴィーナ会長からは、「特別措置」としてルカクに対する出場停止処分が免除された。

一方、インテルのファンからは前半に「リヴァプール、リヴァプール!」というチャントが行われ、ヘイゼルの悲劇と関連づけられたといわれ、こちらも調査が行われている模様。なおまもなくセカンドレグを迎える両クラブはともに、チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグの準決勝進出を果たしているところ。