海上保安庁のルーキー 大型巡視船「おおすみ」引き渡し 配備先は鹿児島“東シナ海正面”
主武装は40mm機関砲2基です。
船体後部にヘリコプターの発着甲板も備えた大型巡視船
三菱重工グループの三菱重工マリタイムシステムズ(岡山県玉野市)は2023年4月21日(金)、海上保安庁向けとなる3500トン型巡視船「おおすみ」の引渡式を玉野本社工場で実施しました。
式典には、海上保安庁の勝山 潔総務部長ら関係者が列席。三菱重工グループからは三菱重工マリタイムシステムズの調枝社長らが出席し、引渡書および受領書の授受などを行いました。
海上保安庁の最新巡視船「おおすみ」(画像:三菱重工)。
本船は、みやこ型巡視船の2番船で、船体サイズは全長120.0m、全幅14.0m、総トン数は約3500トン。主武装として40mm単装機関砲を2基備えるほか、後部訓練甲板にはヘリコプター発着甲板を備えています。
今後、第十管区海上保安本部の鹿児島海上保安部へ配属され、東シナ海方面を中心に日本周辺海域における領海警備や海難救助、治安の確保、海洋環境保全などの業務に従事する予定です。