ユーヴェの勝点剥奪処分取消はCLにも大きく影響か ミラノダービーがより熾烈なものとなる?
20日、不正会計があったとして今年1月に勝ち点「15」を剥奪されていたユヴェントスの処分が取り消された。ただ、これは再審までの一時的なもので、裁判の判決次第では再び処分が課される可能性も残されている。
とはいえ、勝ち点「15」の剥奪により一時は10位まで順位を落としていたユヴェントスだが、この度の処分取り消しによってチャンピオンズリーグ出場圏内の3位まで一気に浮上。まだまだ油断はできないが、来季へ向けてクラブやファンにとっては、明るいニュースとなったのではないか。そして、この処分取り消しの影響はイタリア国内での戦いだけにとどまらないかもしれない。
ミランとインテルはCL準々決勝で、それぞれナポリとベンフィカを撃破してベスト4入りを果たした。その結果、20年ぶりにCL準決勝の舞台でミラノダービーが実現することとなった。セリエAでのトップ4フィニッシュが遠のいたことで、このミラノダービーがより熾烈なものとなるのではないか。
もちろん、このミラノの名門2クラブにとっては、リーグ戦の残りの8試合でしっかりと勝ち点を積み上げ、4位以内でシーズンを終えることがベストだ。ただ、ユヴェントスの勝ち点剥奪処分が取り消されたことで、ビッグイヤーを獲得しなければならない理由が、さらに1つ加わったことは間違いないだろう。「前シーズンのCLでベスト4入りを果たした4クラブ中2クラブが、次シーズンのCLでは姿が見られない」なんてことだけは避けたいところだが、はたして。