「お風呂が沸きました」の人だった!? 東武新型「スペーシアX」の車内放送の“裏話”明らかに
車内放送の仕事は「初めて」だとか。
講談師の一龍斎貞弥さんが自動放送を担当
東武鉄道が満を持して送り出す新型フラッグシップ特急「スペーシアX」。いよいよ2023年7月15日から浅草〜東武日光・鬼怒川温泉間で運行を開始する予定です。
その車内自動アナウンスを担当することになったのは、講談師の一龍斎貞弥(いちりゅうさい ていや)さん。同氏のツイッターで2022年11月に車内放送を収録したことが明らかにされているほか、東武線の各駅で配布されている情報誌「マンスリーとーぶ」4月号に一龍斎さんのインタビュー記事が掲載されています。
スペーシアX(乗りものニュース編集部撮影)。
一龍斎貞弥さんはパロマ製給湯器の「お風呂が沸きました」の声をはじめ、日産のカーナビなど、様々なアナウンスの音声を担当していることで知られています。
これまで、東武線の「TJライナー」や特急「リバティ」の車内放送は「女子鉄アナ」として知られる久野知美さんが担当していました。車内放送の仕事は一龍斎貞弥さんにとって初めてだそうですが、これまで東武鉄道の運転士養成講座ビデオのナレーションを担当するなど、同社とは以前から縁があったようです。
「スペーシアX」は、最上級の「コックピットスイート」など6種類もの客室を備えていることが特徴で、車内は「江戸時代」をテーマにデザインされています。先頭車デッキには天井部にLCD搭載ガラスサイネージが取り付けられており、日光・鬼怒川の自然などの映像が放映されるほか、香りを放出するアロマディフューザーも設置。乗客を出迎え、旅の気分を高めてくれる演出がなされるようです。乗った時から「江戸時代」を実感できる特急として、一龍斎貞弥さんの車内放送も華を添えてくれることでしょう。