2023年のGWも高速「休日割引ありません」 使える割引はどれ? 安く利用するコツは
2023年のゴールデンウイークは高速道路の休日割引が全国一律で適用されません。他に割引はあるのでしょうか。
GWの高速道路 どんな割引が使えるのか
高速道路のイメージ(画像:photolibrary)。
NEXCOの高速道路には、土休日に乗用車などの地方部の料金を3割引にする「休日割引」がありますが、2023年度のゴールデンウイーク(GW)には適用されません。
休日割引については、むしろ渋滞を助長するなどの指摘から、見直しも検討されている状況。そうしたなか、2023年度はGWに限らずお盆や年末年始についても適用を除外すると、あらかじめ発表されています。
では「GWに利用できる割引」は何があるのでしょうか。
●二輪車定率割引
NEXCO3社ならびに宮城県道路公社が管理する道路で、1回100kmを超える走行を対象に、二輪車の料金を37.5%引き(普通車料金の半額)とするもの。利用するには各社ウェブサイトで事前にETCを登録する必要があります。
ただし、NEXCO管轄の道路でも東京湾アクアライン、第三京浜、横浜新道、横浜横須賀道路、第二阪奈道路、第二神明道路、関門トンネル、沖縄道は対象外。また上記4社以外の高速道路も対応していません。特に関西では四国に行く人も多いと思われますが、残念ながら本四高速の3路線は割引されません。
●ツーリングプラン
4月1日からNEXCO3社および兵庫県道路公社が始めるETC限定の「ツーリングプラン」もGWの利用が可能です。先のETC周遊プランのバイク限定版といえ、全国で20コースが設定されています。
なおツーリングプランの対象エリア外で、二輪車定率割引の要件に合致する場合、すなわちエリア外走行分が100kmを超える場合は、二輪車定率割引も適用されます。使い方によって両方申し込むのがいいかもしれません。
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これ以外に、路線限定ではなく全車種でGW期間中も適用される割引としては、0時〜4時に利用すると30%引きとなる「深夜割引」しかありません(対象外路線あり)。
なお首都高でも、昨年から20%の深夜割引が新設定されました。深夜の空いている時間帯を有効活用することがお金の節約にもなる、といえそうです。
自動車用のエリア限定のETC周遊プラン、NEXCO東日本「ドラ割」、中日本「速旅」、西日本「みち旅」についても、GW期間にあたる4月28日(金)〜5月8日(月)は、どれも利用不可、あるいは期間外となっています。