災害代行輸送に活用します。

総トン数499トン


貨物列車。写真はイメージ(画像:写真AC)。

 JR貨物は2023年4月12日(水)、総合物流企業「センコーグループホールディングス」と共同で、貨物船1隻を新造・保有すると発表しました。同日に造船契約を締結しています。

 貨物船は、総トン数が499トン、長さ70m、幅12.5m。載貨重量は1600トンです。12フィートコンテナ80個のほか、一般雑貨や鋼材なども積載できます。竣工予定は2024年春です。

 なぜ鉄道事業者であるJR貨物が船を持つのか――それには、災害時の代行輸送強化がありました。

 自然災害などが発生し貨物鉄道のネットワークが寸断された場合、同社は災害代行輸送に同船を投入。これにより、貨物列車の不通区間をバイパスでき、輸送サービスを継続することが可能となります。なお平時は、船はセンコー海運グループが運航します。

 JR貨物は「安心・安全な物流サービスの実現に努めて参ります」としています。