東八道路ICと一体化しているので複雑な形状になっています。

大泉方面と中央道をつなぐ部分が2本とも完了


掘削完了した中央JCTのAランプシールドトンネル(画像:国土交通省)。

 国土交通省 東京外かく環状国道事務所は2023年3月31日(金)、工事が進められている外環道の関越道〜東名高速間のうち、中央道と接続する「中央JCT」の北側ランプのシールドトンネルが上下線とも掘削完了したと発表しました。

 外環道の延伸部は、大泉JCTから南下し、青梅街道IC、東八道路IC・中央JCTを経て、東名JCTで東名高速と接続する計画で工事中。本線は大深度地下を通っており、中央JCTでは本線と地上をつなぐ、出入・上下線あわせて4本の「ランプシールドトンネル」が作られます。

 ランプシールドA・B・F・Hのうち、H(南行き出口)が昨年10月、そしてA(北行き入口)が3月末に掘削完了。H・Aはどちらも大泉方面と中央道・東八道路ICをつなぐ部分です。

 ランプシールドトンネルで地表面へ出てきた先は「開削工法」で工事が進められ、地下〜高架へ接続道路が伸びていきます。今回掘削完了した「Aランプシールドトンネル」は、浅い部分で「中央道上りと中央道下りが合流→東八道路ICからの進入路が合流→東八道路ICへ出る道が分岐」と複雑な合流・分岐を経たあと、大深度地下の本線へと導く役割を果たします。

 本線トンネルは関越側・東名側からそれぞれ上下線のシールド計4基の体制。4月初頭の時点で、関越側は大泉街道〜西武新宿線付近へ掘削中で、東名側は調布市〜狛江市付近へ到達し、現在は一時停止しています。