今回正式に「有料道路」として整備することが決定しました。

北九州市が途中まで建設


若戸大橋が分岐する戸畑の北九州高速2号線(画像:Google Earth)。

 福岡北九州高速道路公社と北九州市は2023年4月4日(火)、市内で進められている新道路「戸畑枝光線」の整備工事について、北九州高速を管理運営する公社の有料道路事業としての合併施工を開始すると発表しました。

 これは、戸畑で途切れている「北九州高速2号線」と、枝光で途切れている「北九州高速5号線」をつなぐ5.2kmの道路整備事業です。完成すれば、小倉方面と八幡方面で、北九州高速4号線以外の新たな高速ルートが誕生することになり、4号線や小倉中心街の渋滞緩和にも期待がかかります。

 まずは今年度中に、枝光から牧山までの2.7kmが開通予定。残る戸畑までの区間は2033年に開通予定となっています。4車線で、洞海湾に沿って戸畑駅北側へ回り込み、若戸大橋方面と合流します。

 この道路は、かつて公社が経営状況を背景に建設計画から除外したため、北九州市の街路事業、つまり無料道路として建設が進んでいました。2022年になって「あり方検討会」が開かれ、あらためてこの区間を「北九州高速」として有料道路での整備が決定。これまで市が建設してきた部分は引き継がれ、公社とあわせて工事が進められます。