なんじゃこりゃ!? 「大胆なデザイン」の超異形機出現か プロペラを2対の巨翼にまさかの”埋め込み”
トンボかよ!!
就航は2026年予定
フランスのスタートアップ企業「アセンダンス・フライト・テクノロジーズ(ASCENDANCE FLIGHT TECHNOLOGIES)」が、「大胆なデザインと前例のない技術を融合した」という5人乗りの航空機「ATEA」の開発を進めています。
「ATEA」のイメージ(画像:ASCENDANCE FLIGHT TECHNOLOGIES)。
この「ATEA」は垂直離着陸が可能で、400kmの航続距離を持ちます。胴体前後には、2本の大きな翼を設置。そのなかには、先翼・主翼に計8つの「ローター」が埋め込まれた「ファンインウィング」のデザインが最大の特徴です。
推進装置は計10発。2本の翼に埋め込まれた「ローター」がおもに垂直飛行を、胴体最前部と垂直尾翼上に設置された「水平プロペラ」がおもに水平飛行を担当する「ハイブリッド電気推進」を採用することで、二酸化炭素排出量を80%、騒音を4分の1まで軽減するとしています。
この機はヘリコプターに代わった新たなエアモビリティで、都市間を直接空路でつなぐ飛行ルートや救急医療サービスや貨物サービスなどにも用いることができるといいます。
「ATEA」は就航は早ければ2026年を予定。2022年に小型模型を用いた風洞実験に成功しており、国際航空メディア「フライトグローバル」によると、2023年には新たに2100万ユーロの開発費を確保したとのこと。また「ATEA」は顧客より、すでに200機以上の購入意向を獲得していると報じられています。