スズキ「バッテリー交換式EV原付」投入か ホンダと共通仕様で「Gachaco」利用 まず実証実験
スズキがのった!
実験用車両は「e-バーグマン」
スズキは2023年3月29日、交換式バッテリーを用いた原付二種の電動スク−ターに対する評価や改善要望の把握を目的に、東京都内でバッテリーシェアリングサービス「Gachaco(ガチャコ)を利用した電動スクーターの実証実験を4月から行うと発表しました。
e-バーグマン(画像:スズキ)。
スズキは今回、実証実験用スクーターとして「e-バーグマン」を使用。東京都城南エリア(目黒区、品川区、大田区、港区)でガチャコの交換式バッテリーステーションが設置されている地域を中心に、スズキ二輪の関係者や、同社が募集する一般モニターを対象として行います。これにより、通勤・通学や買物など生活や仕事の足として利用される二輪車に必要なデータを収集し、今後の電動二輪車開発につなげるということです。
街なかのバッテリーシェアステーションで満充電のバッテリーと交換し、充電時間なく出発を可能にするガチャコのサービスは、2022年10月から都内で始まりステーションを拡大しています。このバッテリーにはホンダの「モバイルパワーパック e:」が用いられています。
「モバイルパワーパック e:」は、国内バイク大手4社からなる電動二輪車用交換式バッテリーコンソーシアムで標準化(共通仕様)されたものです。ただ、電動バイクでこれに対応しているのは、ホンダのPCX、ベンリィ、ジャイロの電動モデルしかありませんでした。ここに実証実験ですが、スズキの機種が新たに加わる形になります。