ノロノロ渋滞ワーストは意外なところ…?

ガッツリ混みます GW高速道路!

 NEXCO3社(東日本、中日本、西日本)と本四高速、日本道路交通情報センターは2023年3月29日、ゴールデンウイーク期間中における高速道路の渋滞予測について発表しました。対象期間は4月28日(金)から5月7日(日)の10日間です。


渋滞のイメージ(画像:photolibrary)。

 期間中に全国の高速道路で発生する10km以上の渋滞回数は前年度から73回増しの356回発生(上下線合計)すると予想されています。30km以上の長い渋滞回数は14回で、前年度と比べ13回減です。ただ、コロナ前の2019年度は10km以上の渋滞回数で557回、30km以上は51回だったので、それよりは大幅に減る予想です。

 下り線の渋滞ピークは5月3日(水)、次いで4日(木)。その次が4月29日(土)と5月5日(金)で同数となっています。期間を通した10km以上の渋滞回数は139回です。

 これに対し上り線の渋滞は、4月28、29、30日と段階的に渋滞が増え、一旦落ち着いた後、5月3〜5日に2度目のピークを迎えます。最も混雑するのは5日(金)。期間を通した10km以上の渋滞回数は217回と、下り線より大幅に多くなる予想となっています。いずれにせよ、ピーク日や時間帯を避けた利用が推奨されています。

 各地で35km以上の長い渋滞も発生します。全国で最も長い渋滞が予測されているのは5月5日、東名高速上り線 綾瀬スマートIC付近を先頭に最大50kmの渋滞が予想されています。

 一方、渋滞ピーク時の通過時間が通常時と比べ最も増加する、つまり最も“ノロノロ渋滞”が予想されているのは、今回は九州です。5月3日、九州道下り線 鳥栖JCT付近を先頭とした最大約40kmの渋滞で、ピーク時は通過に約2時間30分(通常より約2時間5分増し)かかるとされています