北海道の次は四国方面へ向かいます!

2024年に運行開始

 JR四国・JR西日本・JR貨物・東急は2023年3月27日(月)、瀬戸内・四国エリアに観光列車「THE ROYAL EXPRESS」を運行すると発表しました。運行は2024年1月〜3月のうち、4日間コースを6回の予定です。


クルーズ列車「THE ROYAL EXPRESS」(乗りものニュース編集部撮影)。

 
 この観光列車「THE ROYAL EXPRESS」は東急が列車を走らせる形で、伊豆方面や北海道を周遊するツアー列車となっていましたが、今回、西日本にも足を伸ばすこととなります。

 使用される列車は「リゾート21」の愛称がある伊豆急行2100系を全面改装し、木材や伝統工芸をふんだんに取り入れ上質な車内空間に仕上げています。デザインはインダストリアルデザイナーの水戸岡鋭治さんが手掛けています。

 予定される周遊コースは、岡山から高松、琴平、松山方面の予定。商品の販売開始は7月ごろを予定しています。

 全線電化区間を走りますが、電気機関車と電源車をつなげて走ります。クルーズ電車単独で走らない理由は、四国内でトンネルをくぐることができないという理由とのこと。

 東急の郄橋 和夫取締役社長は発表会見で「2017年からこのクルーズ列車を続けていくなかで、人と人と、地域と地域のつながりの大切さが実感としてわかってきました。伊豆に限らず全国展開していきたいという思いがあり、今回JR四国と取り組みを進めることとなりました」と話しました。