ホントに出た!スズキ ジムニー5ドア

スズキ 新型ジムニー5ドア

インド・デリー近郊で行われた「AUTO EXPO2023」において、スズキ ジムニー5ドアがついにデビューしました。一部ユーザーの間では「出る出る詐欺」や「都市伝説」などと揶揄されましたが、やはり事前の情報通りに市販化されたことはファンには喜ばしいかぎりです。

全長の435mm延長、加飾フロントグリルの採用、そして22.86cmタッチディスプレイ&リアカメラの採用(上位グレード)、ラダーフレームの強化以外は、ジムニーシエラとの大きな差違は見当たりません。しかし、あえて新しさを最大限抑えたことで、まだショートモデルの納車を待っているユーザーに配慮したのかもしれません。

まだシエラの納期が十分に短縮されていない日本は、当面の間は導入の予定が立っていない状況ですが、2024年以降には発売されるのではないでしょうか。それ以前に並行輸入車を入れる業者が出そうですが…。

いずれにせよ、日本で発売される場合はインド仕様と大きな違いがない状態でリリースされると思いますので、じっくり購入計画を考えるのも楽しいかもしれません。

「次に出るのは…」早くも別バージョンのリークが

スズキ 新型ジムニー5ドア

さて、ますます魅力的になったジムニーですが、この5ドアでその世界が完結したわけではありません。

筆者がジムニー5ドアの計画を小耳に挟んだのは、現行型ジムニーがデビューした直後のこと。最近まで、その姿がリークされることはありませんでしたが、インド陸軍への納入の話、湖西工場内での試作車目撃談などもあって、ジムニー業界では5ドアモデルの発売は確実視されていました。

一般ユーザーから疑問の声が多く挙がり、ネット上は炎上気味でしたが、こうした情報は必ず業界にリークされるものです。

自動車メーカーは大企業であり、開発陣が懸命に伏せても、他の部署から漏れ伝わってくるもの。特に5ドアモデルの市販化はインドのマルチスズキ主導で進められてきたという背景もあって、思わぬところからその存在を知ることになったという経緯がありました。

そんなネットワークから、次のバージョンについての情報が早くも漏れ伝わっています。

次は“ソフトトップ”と“パノラミックルーフ”登場か?

1984年まで発売されたSJ30型ジムニー。ソフトトップとメタルトップバンが用意された

次のジムニーバージョンとして漏れ伝わっているのが、ソフトトップとパノラミックルーフバージョンです。

先代(3代目)モデル、そして現行型とボディバリーションが少ないジムニーですが、1981年から1998年まで販売された2代目モデルには、実に多くのボディバリエーションがあったことは周知の通り。

通常のバンモデルを基本に、ソフトトップモデル、ルーフが高いパノラミックルーフ、そして輸出仕様ではピックアップトラックや3ドアロングモデルもラインナップされていたのです。こうしたモデルは現在でも国内外で活躍している車両が多く、ファンの間でも復活を望む声が少なくありません。

現行型の開発陣も、商品企画の段階でその辺りを十分に意識しており、デザインを決める段階でロングモデルやソフトトップ、パノラミックルーフのデッサンも用意されていたといいます。

現状は難しくとも開発陣は前向きのようだ

©Maria/stock.adobe.com

当初はジムニーの商品力に懐疑的だったスズキ首脳も、蓋を開けたらの大ヒットに、ボディバリエーションの拡充に積極的になったもよう。

そして、5ドアの次に市販化が計画されているのが、ソフトトップのようなのです。さらに2代目モデルで人気のあったパノラミックルーフの市販化も検討されているという話もあり、もしそれが実現したらさらに多くのユーザーを取り込むことになるのではないでしょうか。

ただ現状は、コロナ禍や半導体不足、長納期などの影響があって、まずは5ドアを日本を含む世界の市場に導入するのが先決となっているようで、ソフトトップはあくまでも「絵に描いた餅」。しかし、開発陣はソフトトップの発売に前向きのようなので、決して“空想”で終わることはなさそうです。