トヨタ自動車は、「東京オートサロン2023」にて、 TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team所属選手のラリードライバーが監修およびプロデュースした「GRヤリス」2台を発表した。

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 発表されたのはセバスチャン・オジェ選手監修の「GRヤリス RZ“High-performance・Sébastien Ogier Edition Concept”」とカッレ・ロバンペラ選手監修の「GRヤリス RZ“High-performance・Kalle Rovanperä Edition Concept”」である。発売時期や車両詳細については、今後公開される予定となっている。

■車両の概要 今回発表された2台はどちらも、GRヤリス RZ“High-performance”(456万円)がベースとなっており、特別な装備やチューンアップが行われている。

 セバスチャン・オジェ選手は、専用エクステリアカラー、大型のリヤウィング、専用WRCチャンピオンデカール、ブルーのGRロゴ付きカラードキャリパーをエクステリアに採用。内装はステアリングに専用色ステッチなどを採用した。4WDモードセレクトスイッチには、セバスチャン・オジェ選手がカスタムした専用制御を追加。エンジンに関しても370N・mから390N・mにアップされている。

 カッレ・ロペンバラ選手が監修したKalle Rovanperä Edition Conceptは、こちらも専用のエクステリアカラーを用意。リヤウィングとエアロパーツをセット装備している。チャンピオンデカールやカラードキャリパーも用意されており、こちらはレッドカラーになっている。

 内装のブルーとシルバーの専用ステッチは、ステアリングホイール、シフトブーツ、サイドブレーキ、シートに採用されているなど、デザイン面で特徴が見られる。こちらもカッレ・ロペンバラ選手の専用制御が追加された4WDモードセレクトスイッチと、390N・mのエンジントルクアップが行われている。

■成約特典 発売時期など詳細はまだ出ていないが、どちらかを成約すると、購入の証を競技車両に掲載でき、両選手との懇談会などの機会もあるという。