©️GEPA Pictures

 現在大きな波紋を呼んでいる、クリスチアーノ・ロナウドのマンチェスター・ユナイテッドに対する批判インタビューの中で、痛烈な批判を受けたラルフ・ラングニック監督に対し、オーストリア代表で合宿に参加中のザヴェル・シュラーガーが、改めて現在の代表監督に対する擁護を強調した。「クリスチアーノ・ロナウドのことを、特に個人的に知っているわけでもないし、一体何が彼にそうさせてしまったのかも知る由もない」とマルベジャにて語った同選手は、かつてRBザルツブルク時代にSDを務めていたラングニック氏に関する発言について、「彼がオーストリアにおいて、RBライプツィヒやザルツブルクにおいて、どれほどの影響力をもっていたかについては、誰もが知るところだとは思うよ」とコメント。さらにブンデスではライプツィヒのほかホッフェンハイム、シャルケなどでも監督を務めて「成功をおさめてきたんだ」とシュラーガー。「彼は非常に素晴らしいプロフェッショナルであり、サッカーに多少なりとも変革をもたらした人物でもある」との評価を述べている。

 例えばレッドブルのチームたちも実践する『ゲーゲンプレッシング』という言葉は、ラングニック監督の造語であり、シュラーガーは若くしてこのことに触れ、まさに体現する選手の1人と評される選手。いかなるプレー哲学にも正当性はあるものであり、「新しいものが悪いと決めつけることでもない。サッカー選手として、どんなプレーにも応じられる覚悟は必要だと思うよ。」と話す。ロナウドは明らかにそのラングニック監督の要求に苦しんでいた。クリストフ・バウムガルトナーもシュラーガーと全く同じ見解を示して、ラングニック監督のクラブの枠を超えたこまでの功績を称えており、「その点についていえば、クリスチアーノ・ロナウドには、多少の不満を感じるところではあるね」と語った。