インテル、ディマルコ2発を含む大量6得点でボローニャを粉砕…セリエA暫定4位に浮上

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 セリエA第14節が9日に行われ、インテルとボローニャが対戦した。

 前節ユヴェントスとの”イタリア・ダービー”に敗れ、リーグ戦での連勝が4で止まったインテル。2試合ぶりの勝利を目指すこの試合では、ハカン・チャルハノールやエディン・ジェコ、ラウタロ・マルティネスらが先発に名を連ね、現在リーグ戦で3連勝中と好調なボローニャをホームに迎えた。

 試合の均衡が破れたのは22分、インテルのクリアボールを拾ったボローニャは浮き球で数本のパスを繋ぎボックス手前まで侵入。リッカルド・オルソリーニがボックス外からボレーシュートを放つと、ボールはボックス内のハラランボス・リコヤニスの背中に当たってコースが変わり、ゴール右へと吸い込まれた。アウェイのボローニャが先制に成功する。

 先手を取られたインテルだったが、失点からわずか4分後の26分に試合を振り出しに戻す。右サイドを突破したデンゼル・ダンフリースのクロスが相手DFに当たって高く上がったボールを、ジェコがダイレクトボレーでゴール左隅に突き刺した。このゴールで勢いに乗ったインテルは、36分にフェデリコ・ディマルコがFKを直接沈め逆転に成功。42分にはチャルハノールの左CKにL・マルティネスが頭で合わせ、リードを2点に広げた。

 後半に入ってもインテルの勢いは止まらない。48分、ボックス内右でボールを引き出したディマルコがカットインから左足でゴール左下隅に沈め、4点目を獲得。57分にはボックス内でジェコが放ったシュートが相手DFの腕に当たり、VARでの確認を経てインテルにPKが与えられた。このPKをチャルハノールがきっちり沈め、インテルがさらにリードを広げた。

 攻撃の手を緩めないインテルは76分、マルセロ・ブロゾヴィッチのスルーパスでボックス内右に抜け出したジェコが、相手GKを引き付けゴール前に折り返すと、ファーサイドに走り込んだ途中出場のロビン・ゴセンスが左足のボレーで押し込みゴールネットを揺らした。

 インテルはその後も攻め続け、ボローニャに反撃のチャンスを与えず。試合はこのまま終了し、インテルが6−1で大勝した。次節は12日に行われ、インテルはアウェイでアタランタと、ボローニャはホームでサッスオーロと対戦する。

【スコア】
インテル 6−1 ボローニャ

【得点者】
0−1 22分 ハラランボス・リコヤニス(ボローニャ)
1−1 26分 エディン・ジェコ(インテル)
2−1 36分 フェデリコ・ディマルコ(インテル)
3−1 42分 ラウタロ・マルティネス(インテル)
4−1 48分 フェデリコ・ディマルコ(インテル)
5−1 59分 ハカン・チャルハノール(インテル)
6−1 76分 ロビン・ゴセンス(インテル)