リビングロボットと藤田医科大と共同研究 メカトロウィーゴを介護分野向け「見守りウィーゴ」開発へ その研究内容は

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パートナーロボットおよび関連技術の開発をおこなう株式会社リビングロボットは、令和4年9月13日に藤田医科大学と共同研究契約を締結したことを同月29日に発表した。
同社は、これまでもいくつかの介護施設で実証実験を行なってきた。これらの経験とノウハウを活かし、同社の人に寄り添う多機能小型ロボット「見守りウィーゴ」が介護分野で活用されることをめざし、藤田医科大学との共同研究が実現した。藤田医科大学は、企業に対する開発・実用化支援と、利用側である医療・介護施設等に対するロボット活用に向けた支援などに豊富な実績と知見がある。
今後は、藤田医科大学医学部リハビリテーション医学I講座 主任教授(ロボティックスマートホーム・活動支援機器研究実証センター センター長)である大高洋平先生の協力を受け、「見守りウィーゴ」の介護分野での更なる活用をめざしていくとのことだ。

●心身の健康の回復、向上をはかることを目的
同研究内容は、音楽を聞いたり演奏したりする際の生理的・心理的・社会的な効果を応用して、心身の健康の回復、向上をはかる事を目的とする、音楽を療法を使った研究となっており、音楽に合わせてロボットがダンスをすることで生まれる効果の検証を行う。また、同社は、同共同研究を通じて得られた成果をもとに、ロボットの機能改善を図り、高齢者をはじめとする、あらゆる世代の日常生活の手助けとなるよう、ロボットが社会貢献できる未来の実現に取り組んでいくと述べている。
●藤田医科大学による音楽療法を使った研究
1音楽に合わせてロボットがダンスをすることで生まれる効果の検証2受動的関わり(聞く、見る)だけでなく、能動的関わり(演奏する、作る、一緒に踊る)への発展3適切な音楽の選曲だけでなく、ロボットの動き、目の光、効果音などを組み合わせた、コンテンツの作成
●第49回国際福祉機器展H.C.R.2022に出展、介護領域への取り組みを紹介
同社は、ハンドメイドの自助具から最先端技術を活用した介護ロボット・福祉車両まで世界の福祉機器を一堂に集めたアジア最大規模の国際展示会ある、第49回国際福祉機器展H.C.R.2022にも出展する。リビングロボットは「見守りウィーゴ」を使った介護における最新機能の紹介や、高齢者の運動やコミュニケーションの補助・促進など介護の場面で活用できる事例を紹介。また、匂いの技術を活用したライフスタイルスメルセンサーも展示予定だ。

▼出展概要:
名称第49回国際福祉機器展H.C.R.2022日時2022年10月5日(水)〜7日(金) 10:00〜17:00(7日(金)のみ16:00まで)会場東京国際展示場「東京ビッグサイト」東展示ホール出展場所(株)リビングロボットブース(2-06-02)

国際福祉機器展URL::
https://hcr.or.jp/
メカトロウィーゴ公式サイト::
https://walkingmechatrowego.com/