暮らしの達人が「やめたこと」。日々の負担が減る4つのヒント
家族が「使いづらい」と感じている部屋は、仕組みづくりができていないのかも。部屋を整えることで、家事の負担を減らすことができますよ。整理収納アドバイザーのEmiさんが実践する、「暮らしを整える」方法を教えてもらいました。Emiさんが暮らしに合わせて取り入れている愛用品もご紹介します!
Emiさんの「暮らしを整える」4つのヒント
暮らしを整えて家族が使いやすい部屋をつくると、負担やイライラが減って、それぞれが「やりたいこと」を応援することにつながりますよ。
●暮らし方に合わせて定位置を見直してみる
暮らしの変化とともにアイテムの定位置は見直し、そのときベストな場所へと変更
「コロナ禍を境に、洗面室のタオルを家族で分けるルールに。色分けしなくても自分のタオルがわかるよう、人別にかける場所を決めています。猫のごはんを量るキッチンスケールは1日に何度も使うので、しまわずに棚の横にフックでつるして収納」
●まず“ものを買う”ことをやめてみる
家にあるもので代用できないか考えるクセをつけよう!
むやみにものを増やさないために、買う前にまず「ほかのもので代用できないか」を考えるように。
「もともとあったリビングの棚にDIYで穴をあけてキャットタワーにしたり、植木鉢をキッチンの生ゴミ入れにしたり」
「保湿ケアのコスメは、顔にも体にも使えるオールインワンのジェルを使うことで、何本も買わずにすみます」
●楽しいネーミングやルールで家族を上手に巻き込む
衣替えや大掃除のときにぜひチャレンジしてみて!
家族と片づけのルールを共有するには、“楽しさ”がポイント。「たとえば習慣にしている“5分片づけ”の前にはタイマーをかけて『ヨ〜イ、スタート!』と笑顔で声かけ。面倒な片づけも“片づけ大作戦”とネーミングするなど、楽しさをプラスすることで、家族も上手に巻き込めますよ」
●家の間取りを気にせず、使い方を変えてみる
固定観念にとらわれず、部屋をフレキシブルに使うことで暮らしが快適に。「あえて廊下を私専用のワークスペースに。扉を閉めれば個室にもなり、オンライン会議にも集中できます」
3年前に自宅をリフォーム。子どもの成長に合わせて個室をつくり、その分夫婦の寝室とクローゼットをコンパクトに。
「洗面所の収納はアクセスのよい動線上にあるので、着替えや日用品だけでなく書類などもまとめて保管」
いちばん上の段には「保存用書類」、二段目のカゴには「日用品・食品ストック」を。さらに、真ん中の棚にも書類を収納。いちばん下の引き出しには、下着をしまっています。
整え上手なEmiさんも太鼓判!暮らしが整うアイテム4選
Emiさんが“今の暮らし”に合わせて取り入れた愛用品を教えてくれました。
●せいろを使えばほったらかしで同時調理ができる!
せいろは同時に何品も調理ができるすぐれもの。「“丁寧な暮らし”のイメージがあったけど、じつはずぼらな私にぴったりの時短アイテムと気づきました」
●時間に縛られず掃除ができるホウキを愛用
音の出ないホウキは、夜間も気にせず掃除できるのが利点。「ホウキでゴミを集めたら最後に掃除機で吸い取るだけ。充電やメンテナンスの手間も減らせます」
●ラタンチェアは移動も掃除もラクチン!
自分の時間が増えたことで、1人でくつろぐためのラタンチェアを購入。「片手で持ち運びできる軽さで、ほこりがたまらないデザインのものをセレクト」
●ネックスピーカーは家事をしながらラジオが聞ける
首にかけて使うネックスピーカーは、家事をしながらラジオを聞くのにぴったり。「耳をふさがないので、ほどよく家族の声やほかの音も聞き取れます」