全財産のどのくらいを投資に回す? 比率を決める時に考えるポイント
■今回のお悩み「投資に回していい金額の目安が分からない!」
投資を初めて少しずつ投資の感覚をつかんできたのですが、自分の総資産のどのくらいを投資に回していいのかが分からずどんどん投資に回してしまいそうで……。これは大丈夫ですか?
わかな
■3〜5年先のライフプランを考えて決める
前回の記事で、投資を始める時は生活費の3カ月分は預貯金として手元に置き、それを上回る額の一部を投資に回すといいというお話をしました。
今回は投資に慣れてきて、生活費の3カ月分は十分に確保できる場合にどれくらいを投資に回していいのかをお話ししますね。
いくらを投資に回してもよいのか、その割合は、今の自分の3〜5年先のライフプランを考えて決めるのがポイントです。
例えば、もうすぐ結婚の予定があって結婚資金が必要、または子どもがいて数年以内にまとまった教育費が発生する、近いうちにマイホームを購入したいなどのプランがある人は、少なくとも総資産の半分以上を投資に回すのはやめておきましょう。
でも、直近でまとまったお金が必要になる予定がない方や、20〜30代のシングルの方であれば、投資に慣れてきたあとであれば、総資産の半分かそれ以上を投資に回してもいいでしょう。投資にまだ慣れていないうちは、半分以上を投資に回すのは控えておいたほうがよいと思います。
ただし、実際には投資といっても「個人向け国債」など元本が保証されるものもあれば、株式投資のように今後の値動きがまったく見えないものもあります。ハイリスクハイリターンのものを選ぶ際は少し全体の割合を控えめにするなど、バランスを見ながら調整することも大切です。
■今回のポイント
・投資額は自分の直近3〜5年先のライフプランを考えて決める
・20代〜30代シングルの場合は総資産の5割くらいを投資に回してもいい
・投資方法によって投資割合を調整することが大切
30代になって少しずつ預貯金が増えてきたので、自分のライフプランを考えながら総資産の5割くらいを目安にこれからも投資をしてみようと思います!
(監修:大竹のり子、文・編集:マイナビウーマン編集部)