台湾、米の輸出業者と意向書 32億ドル超の農産物購入へ

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(ワシントン中央社)行政院(内閣)農業委員会(農水省に相当)の黄金城副主任委員が率いる台湾農産品貿易友好訪問団は14日、米ワシントンで米国の穀物輸出業者らと、総額32億米ドル(約4600億円)超の購入意向書に署名した。台湾は2023年から24年までに大豆やとうもろこし、小麦などを購入するとしている。

調印に立ち会った駐米国台北経済文化代表処の蕭美琴(しょうびきん)代表(大使に相当)は、台米農業貿易は、互恵関係の実例だと強調。同訪問団が3年ぶりの訪米になったことに触れた上で、台湾が米国とのパートナー関係を継続して深める約束を果たしたと語った。

ジュディ・チュー下院議員(民主党)は、この日午前に開かれた歳入委員会で米台間の自由貿易協定(FTA)締結への支持を訴えたとし、経済的往来の拡大は双方の人民にとって有益だと述べた。

(江今葉/編集:齊藤啓介)