ヤクルト・村上宗隆【写真:荒川祐史】

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55本塁打した王貞治より速い52号到達

■阪神 ー ヤクルト(6日・甲子園)

 ヤクルトの村上宗隆内野手は6日、甲子園球場で行われた阪神戦で52号ソロを放った。4日の中日戦に続き2試合連続の一発で、1963年の野村克也(南海)と1985年の落合博満(ロッテ)に並び、NPBのシーズン本塁打記録で歴代6位タイとした。

 5回先頭で打席に入ると、阪神先発・青柳の2球目、外角ストレートを中堅方向に運んだ。打球は中堅バックスクリーンの左に舞い降りる本塁打となり、リードを2点に広げた。敵地のスタンドにはどよめきが広がった。

 シーズン122試合目での52号は、2013年に60本塁打したバレンティンの114試合目よりは遅いものの、55本塁打した1964年の王貞治(巨人)の129試合目より速いペースだ。143試合に換算すれば60発ペースとなる。

 ファンの間では“村神様”と呼ばれている村上。次のターゲットはNPB歴代5位の54本塁打を残し、ファンから神様扱いされた1985年のバース(阪神)だ。また7月29日の阪神戦(甲子園)から、30試合連続出塁も記録している。(Full-Count編集部)