仙台で監督交代劇、原崎政人監督の解任で元磐田の伊藤彰氏が就任

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ベガルタ仙台は6日、原崎政人監督(48)の解任を発表した。

原崎監督は昨年11月から指揮。1年でのJ1リーグ復帰というミッションを託されての今季は5月末の段階でJ2リーグ首位につけたが、徐々に落ち込み、目下4連敗だ。

順位もあと8試合を残して自動昇格圏内の2位アルビレックス新潟に10ポイント差の4位。まだ昇格プレーオフ圏にいるが、クラブは状況を鑑みて監督交代を決断した。

6日付けで解除の原崎監督は「いつもベガルタ仙台への応援ならびにサポートありがとうございます。このたび、監督を退くことになりました」と別れの挨拶をした。

「一緒に最後まで諦めずJ1復帰のために戦ってくれた選手、スタッフ、そしてどんな時でも応援・サポートしてくださったファン・サポーターのみなさま、スポンサーのみなさまに深く感謝申し上げます」

「昨年J2降格が決まっても残ってくれた選手たち、J1復帰を共に実現するために新しく来てくれた選手たちは、私のトレーニングに真剣に取り組んでくれていました」

「まだまだ諦めず、前を向いて這い上がろうとしているところでしたが、この数試合悔しい結果となり、優位な状態でJ1に復帰するという道を難しくしてしまい、大変申し訳なく思っています」

「私はベガルタ仙台を去りますが、ベガルタ仙台の更なる活躍・発展を願っています。本当にありがとうございました」

また、後任は伊藤彰氏(49)に決定。かつてヴァンフォーレ甲府も率いた伊藤氏は今季から磐田の監督に就任したが、成績不振の責任をとり、今年8月に退任していた。

伊藤氏はクラブを通じて「ベガルタ仙台のJ1復帰に対する強い意志と情熱、そしてクラブの目指す姿に心を動かされました」と立て直しを誓った。

「ファン・サポーターのみなさまや、クラブに関わる全ての方々と共に戦い、よろこびや感動を分かち合えるよう、全力で取り組みます。クラブの未来のために、一緒にベガルタ仙台を創りましょう。熱い応援をよろしくお願いいたします」