最終日は首位と2打差を追いかける(撮影:福田文平)

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<ゴルフ5レディス 2日目◇3日◇ゴルフ5カントリー オークビレッヂ(千葉県)◇6465ヤード・パー72>
24歳の“ルーキー”が、存在感を放った。昨年11月のプロテストを4度目の挑戦で突破したプロ1年生・成澤祐美(なりさわ・ゆみ)が、8バーディ・2ボギーの「66」でプレー。トータル8アンダーで首位と2打差の3位タイにつけ、レギュラーツアー8戦目にして、初めての最終日最終組入りを果たし、優勝争いに名乗りをあげた。
QTランキング124位で始まった今シーズンだったが、リランキングを56位に上げて後半戦に度々出場。今大会もウェイティングで控えていたが、繰り上がりでの出場が決まった。
出だしの1番でバーディ発進を決めると、前半だけで4つのバーディを奪取。ぐんぐんとリーダーボードを駆け上がっていたが、内心は「緊張」で胸がいっぱいだった。プレー途中にリーダーボードを見て、「こんな順位にはなかったので緊張しました」と体が浮ついた。
ピンチもあったが、ハーフターンの合間にホッと一息。気を引き締め直した後半もバーディで滑り出すと、途中2つのボギーがあったがどちらもバウンスバックを決めた。
下部のステップ・アップ・ツアーでは6月の「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」で首位発進を決めて優勝争いを演じているが、レギュラーツアーでは初めての経験。緊張すると分かっていてもリーダーボードは「絶対に見ると思います。なるべくなら見たくないです」とソワソワ。緊張と戦いながらの18ホールが待っている。
「どうせ緊張するから、思い切りやりたい」。緊張を力に変え、強気のプレーで“年下の先輩たち”を圧倒させたい。
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