50代からのクローゼットづくり。引き出しの服は「大きめにたたむ」理由
ナチュラルなおしゃれが目を引く、雑貨店「hal」を営む後藤由紀子さん。でも、50代に突入して似合う服が分からなくなり、おしゃれ迷子になったことも…。しかし手持ちの服をいったん手放したら、今の自分に似合う服が見えてきたそうです。今回はそんな後藤さんのクローゼットの中を見てみましょう!
「似合う服だけ」のクローゼットのつくり方
今、似合う服だけが使いやすく収納された後藤さんのクローゼットを公開!「古い家なので、納戸のようなスペースをクローゼットとして改造しました。ここに3シーズンの服をまとめています」
●よく着る服は「丈と色別にハンガー収納」にして手に取りやすく
今いちばんよく着ている服は、ハンガーにかけてつるす収納に。「まずは丈とアイテム別に分け、真ん中の引き出しスペースの上に短いものを。さらに色別に分けておくと、コーディネートしやすくなります」
●カゴバッグは「湿気のたまらない上段」に
大好きでついつい集まってしまうというカゴバッグ。「無理に引き出しなどに入れると型くずれするし、湿気がこもってカビや虫食いが発生するので、通気性のよい上段に置くことに」
また、増えがちなエコバッグなどは、古道具屋さんで買った行李にまとめて。
●引き出しにしまうものはたたみジワ防止で「大きめにたたむ」
頻繁に着るものはハンガーにかけますが、たまに着るものは引き出し収納に。「小さくたたむとたたみジワが気になるので、トップスなら身頃を2つに折って重ねて収納。ゴチャついて見えないよう引き出しの前面はクラッチバッグや紙袋で目隠し」
●アクセサリーは「ひと目でわかるように」しまう
毎日使うアクセサリーはリビングが定位置ですが、気分に合わせて時々使うアクセサリーはここに。
「ネックレスや帽子は有孔ボードにフックをつけ、かける収納。指輪やピアスは無印良品のアクリルケースに入れます」
●季節用品や冠婚葬祭のアイテムは「収納場所を決める」
サングラスなどの季節用品は、奥の引き出しにまとめて。
「サングラスの下には、ふくさ、数珠、黒いハンカチなどを入れています。場所を決めて用途ごとにまとめておけば、急に必要になったときもあわてません」
●引き出しは背面にフロアワイパーが入る「隙間を残して配置」
クローゼットの中は、ホコリや湿気がたまりがち。「引き出しなどの収納アイテムは、両脇や背面にフロアワイパーをかけられる隙間を残して配置し、掃除しやすくしています。ときどき扇風機を回し、湿気を逃がすのも大事です」
●衣替えは年2回。真夏と真冬のものだけ入れ替える
クローゼットには3シーズンのものを収納。「ワンピースなどは1年じゅう着るので、かけっぱなしに。真夏と真冬だけ着るものは別室にある押し入れにしまい、衣替えします。数が多くないので、手間はほとんどかかりません」
『これからの暮らしby ESSE vol.2』では、後藤さんのおしゃれの工夫やクローゼット収納についてさらにくわしく紹介しています。ぜひチェックしてみてください。