夏から秋にかけて悩ましいのが「コバエ」。浴室も、コバエが発生しやすい場所のひとつです。ここでは、お掃除ブロガーのよしママさんに、浴室にコバエを発生させないための掃除のコツを教えてもらいました。

いつの間にか浴室にコバエが発生!?ヌメヌメ、ドロドロ汚れを防ぐ掃除のコツ

シャワーに入る機会も増え、浴室が汚れやすくなる暑い季節。気がついたら、浴室にコバエが発生していた経験はありませんか?

一度コバエが発生すると、掃除をしてもなかなかいなくなりません。不快な思いを長い期間することになり、ストレスになってしまいます。入浴中にコバエが気になってリラックスできないことも。ここでは、コバエの発生する原因と対策を紹介します。

 

●コバエが発生する理由と基本的な駆除方法

浴室などで発生するのは「チョウバエ」というコバエ。繁殖力が強く、一度に200個の卵を産むので、放っておくと大量発生してしまいます。成虫は4月から11月の間に見られ、5〜6月が発生のピークになります。

栄養分の多い皮脂や汚れに卵を産むので、発生させないためにはヘドロ化してしまいやすい排水口や、エプロン内の汚れをキレイにすることが重要です。塩素系漂白剤を使って内部までしっかり掃除し、除菌することで駆除することができます。

排水口は内部のトラップまで掃除し、エプロン内は、エプロンを外して浴槽の下まで掃除するとさっぱりキレイになります。

 

簡単にできるコバエ対策4つ

通常のお掃除にプラスして、普段からコバエ対策をしておくことをオススメします。ポイントは浴室内にゴミをため込まないこと。ヌメリやヘドロにしないことが、コバエ対策につながります。

 

(1) 排水管の掃除

排水管にたまったヘドロも、コバエ発生の原因になります。排水管の中も定期的に掃除するようにしましょう。

排水管の掃除には、泡で汚れを浮かせて流すタイプが便利です。

排水管ブラシでこすると内部の頑固な汚れも落とせてピカピカになります。ただしパイプを傷つける可能性もあるので、無理に行わないようにしてください。

 

(2) カビ予防アイテムを使う

天井に設置するタイプのカビ予防アイテムは、浴槽裏まで効果が届きにくいことも。エプロン内は見落としやすいですが、じつは汚れがたまりやすく、コバエも発生しやすい場所。

エプロン内の掃除を行ったら、カビ予防のアイテムを設置すると臭いが発生しにくくなります。エプロン内専用のものは、テープが強力なので落ちずに安心です。

汚れの集まる排水口にもカビ予防アイテムがあると掃除がラクに。ヘドロっぽくなるのを防いでくれるので、定期的に軽くお掃除するだけですみます。臭いも発生しにくくなり、コバエも寄りつかなくなりました。

(3) 古布をカットして準備

排水口のゴミを取るのに、古い靴下などをカットして使っています。乾いた古布を使うと、まわりのヌメリも一緒に取り除けるのでオススメ。お風呂の入口の近くにセットしておくと、ゴミを小まめに捨てることができます。

わが家では、つるすタイプのティッシュボックスケースにウエスを入れています。

 

(4) 排水口のフタをあけておく

また、普段から換気扇を24時間しっかり回し、浴槽周りを乾燥させることも重要です。
とくに排水口にフタをかぶせてしまうと、ゴミを取り除くことを忘れてしまいがち。定期的にフタを外して乾かすようにすると、ゴミの取り忘れを防げます。

 

大分涼しくなってはきましたが、コバエ対策は秋まで続ける必要があるので、予防アイテムを上手に取り入れて、掃除の負担を軽くしたいですよね。

秋は抜け毛のシーズンでもあり、排水口に髪の毛がたまりやすいので、引き続き注意していきましょう。