夏休みも最終日。そろそろヘアも秋仕様にチェンジしたいもの。「髪型の印象を変えたいときは、“前髪”が重要です！」と話すのは、女性の髪問題に詳しいヘアライター佐藤友美（さとゆみ）さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター八木花子（八木ちゃん）さん。 今回は、今まで紹介した記事の中から、前髪のテクニックを５つまとめました。ぜひチェックしてみてください。

前髪の1cmは毛先の10cm以上のインパクトがある

さとゆみ：本日のテーマは前髪！ 前髪、大事ですよね！

八木ちゃん：ゆみさん、よく「前髪の1cmは毛先の10cmに相当する」と言いますけれど、これ、本当ですよね。

さとゆみ：毛先は結構ばっさり切ったり巻き方を変えたりしても気づかれないのに、前髪はほんの少しいじるだけで、急激に印象が変わるんです。

八木ちゃん：これまでのおさらいも含めて、前髪の重要ポイントをまとめましたので、チェックしてくださいね。

●1：分け目次第で印象が激変する！

さとゆみ：まず、分け目と印象の話からいきましょう。

八木ちゃん：前髪はおろすとかわいい印象、流すとフェミニンな印象、センター分けにするとクールな印象になりやすいんですよね。

さとゆみ：おろし前髪は、「若づくりに見えない？」と言う方もいるんですが、そんなことないです。ポイントは、厚めにせず、透け感のある薄め前髪にすることですね。

八木ちゃん：斜めに流すタイプの前髪は、曲線が強調されるので、優しい雰囲気や上品な雰囲気が出やすいです。

さとゆみ：そして、センターで分けると、少しシャープな雰囲気になりますよね。

八木ちゃん：クールな雰囲気にしたいなら、センター分けや、前髪を伸ばして前髪なしの髪型にするのがいいですよ。

●2：話題のシースルーバングのつくり方

さとゆみ：先ほど、おろし前髪は「薄めにつくった方がいい」と言いましたが、これ、韓国発でブレイクしたトレンドヘアでもありますよね。

八木ちゃん：シースルーバングと言って、薄めにつくる前髪が流行っています。美容師に「シースルーバングにしたい」と言ってもらえば、通じます！

八木ちゃん：シースルーバングは、ヘアオイルなどで毛束をつまんでセットするのがコツです。

●3：前髪のクセをとるときは、冷風を使う！

さとゆみ：そして、絶対知っておいてほしいテクがこれ！

八木ちゃん：前髪のクセとりですね。

さとゆみ：前髪の生え際がうねってしまうと、どうしても老けた印象になりやすいんですよね。それをとるためには、ドライヤーの冷風を使うのがコツです。

八木ちゃん：クセが気になる部分をひっぱって、温風→冷風の順でセットします。毛先ではなく、根元に風あててくださいね。

●4：長め前髪は、ロールブラシでふんわり

八木ちゃん：前髪が長めの人が、ぺたんこにつぶれてしまうというお悩みもよく聞きます。

さとゆみ：最初に前方向にブラシ、次に指で斜めに流すことをマスターしてください！

八木ちゃん：一度前にブローしてから流すことで、根元が立ち上がってふわっとしますよ！

●5：マスクと前髪のベストな関係

八木ちゃん：最後は、マスク時代の前髪事情についてです。マスクなしであれば、やや長めの前髪でも良いのですが、長め前髪のままマスクをすると、目力が弱く見えがちです。

八木ちゃん：なんだか最近目元がぱっとしないと思ったら、5mmから1cmくらい、前髪を短めにしてみましょう。

さとゆみ：顔の第一印象にかかわる、大事な前髪！ ぜひ、お気に入りの前髪で過ごしてください。