まだまだ暑さが残るこの時季、夏バテもあり家事をするのがおっくうに感じる人も多いのではないでしょうか。でもじつは、気温が高いと汚れがゆるみやすく、簡単な掃除でできるというメリットも…! そこで、手間を最小限にした暑い時季の掃除ワザをラク家事研究家・みなさんに教えてもらいました。

<リビング編>ひと手間で格段に気持ちいい空間に

家族が過ごすリビング。ベタつきがちな床や、毎日使うエアコン回り、窓の網戸をサッと掃除するだけで、蒸し暑い時季でも気分よく過ごせます。

point1:暑いから時短で終わらせる

蒸し暑い室内で長時間掃除に集中すると、熱中症で倒れる危険も。気になる部分だけ、サッと時短で終わらせて。

point2:におい・ヌメリ・カビを発生させない!

温度や湿度が高い時季は、水回りなどを放置するとにおいやヌメリ、カビの温床に。ポイントを押さえた予防ケアを。

●フローリングのベタベタ:「食器用洗剤水」でふくだけ!

食器用中性洗剤5滴+ぬるま湯1L。

皮脂汚れでベタつきがちな床。「ぬるま湯1Lに食器用中性洗剤を5滴たらして混ぜ、マイクロファイバークロスを浸して絞り、フロアワイパーにつけてサッとふくとさっぱりしますよ。2度ぶきなしでもOKです」

●エアコンのほこり:手の届く範囲だけ!内部はプロに依頼を

エアコンのプラグを抜き、床用ドライシートなどで本体のほこりをふきます。

「送風口は100円ショップなどでも買える、送風口用ブラシを使うと便利。フィルターは外して掃除機でほこりを吸いましょう」

 

<ベタベタなら中性洗剤で丸洗いを>

(1) 油汚れがついているときは、住居用中性洗剤を使用しましょう。

(2) 古歯ブラシなどでフィルターを軽くこすり洗いします。

(3) 水ですすいできれいにしたら、よく乾かしてから本体に戻して。

●網戸の砂ぼこり:メラミンスポンジでなでるだけ!

メラミンスポンジを手のひらサイズにカットして濡らし、網戸を掃除。

「窓を閉め、汚れがひどい外側から先にふきます。上から下に向かってコの字を描くようにふくといいですよ」

汚れたメラミンスポンジは水洗いすればきれいになり、続けて使えます。

外側が終わったら内側もふきましょう。

●氷をつくるだけで自動製氷機がきれいに

氷をよく使用する季節に気になる冷蔵庫の自動製氷機の汚れは、専用クリーナーを使うときれいに。

「表示に従い、氷をつくるだけ。最初はピンクの氷ができるので、透明になるまで繰り返します」

洗浄完了には数回の製氷が必要です

<おすすめアイテム>

・氷clean 自動製氷機洗浄剤 3回分 ¥110(Seria)

 

この特集で紹介している商品は、撮影時に販売されていたものです。店舗により価格や取扱商品は異なります。また、本誌発売時には、仕入れ状況によって同じ商品がない場合やすでに販売終了している可能性もありますので、ご了承ください。

塩素系漂白剤など「混ぜるな危険」の表示がある洗剤は、酸性のものと混ざると有毒ガスが発生します。混ぜるのはもちろん、酸性洗剤や酢、クエン酸など酸性のものを使った直後に使うのは避けてください。また、塩素系漂白剤を使う際には換気をしっかりし、手にはゴム手袋をはめ、目より高い位置で使用する場合はゴーグルを着用してください。建材や設備素材は中性洗剤以外では傷つけたり、使用禁止の旨が書かれていることがあります。使用前に取り扱い説明書を確認してください