来季以降、日本ツアーに復帰する予定のアン・ソンジュ(撮影:佐々木啓)

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日本女子ツアー通算28勝、4度の賞金女王に輝いているアン・ソンジュ(韓国)が、きょう8月31日に35歳になった。昨年4月に男児と女児の双子を出産し、今年から日本ツアーに復帰する予定だったが、子育てを優先して来季以降に先送りした。あと2つと迫った永久シード(30勝)獲得に挑戦するという。
小学校6年のときに、父の勧めでクラブを握った。室内練習場のスクールに入って基礎を身につけ、数々のジュニア大会で優勝。韓国ナショナルチームのメンバーとして、同世代の申ジエらと戦った。05年にプロ転向し、翌06年に韓国ツアーで初優勝。07年は「韓国女子オープン」を含む3勝をマーク。08年のオフに宮崎で合宿を行ったことで09年末の日本ツアーのQT受験を決意。QTを2位で突破し、10年の出場権を得た。
デビューから鮮烈な印象を残した。10年の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で、日本ツアー初参戦初優勝を遂げる。ツアー登録からわずか66日目での優勝達成は、ツアー史上最速の快挙。同年7月には2勝目を挙げ、ツアールーキーにして4勝をマークし賞金女王に輝いた。翌11年も4勝を挙げ、2年連続賞金女王戴冠。14年には5勝をマークし、3度目の賞金女王に輝く。
15年の「TOTOジャパンクラシック」で、ツアー史上最速の通算20勝&生涯獲得賞金7億円突破。18年は「ヨコハマタイヤPRGRレディス」に勝利し、デビュー以来の連続勝利年数(9年連続)を継続するとともに、シーズン5勝を挙げて、4度目の賞金女王の座についた。
今季は永久シードを持つ韓国女子ツアーに参戦中。全33試合、賞金総額309億ウォン(約31億7000万円)という史上最大規模で行われている今季の韓国女子ツアーで、これまで17試合に出場し、15試合で予選通過。最高順位は8位で、賞金ランキング49位につけている。
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