昨今、注目を集めている「推し活」。応援したくなる対象ができたことで、家族仲がよくなったり、前向きな気持ちになったり…と人生が好転する人も急増中! 実際に推し活は、どこまで暮らしを充実させてくれるのでしょうか? 50歳を過ぎて推し活にハマった女性にお話を聞きました。

58歳、推しのおかげで行動的に!自分への自信になってます【体験談】

今回ご紹介するのは、韓流俳優にハマったという58歳のカイさんです。

【写真】私の推し活グッズはコレ!

●推し活に目覚め、一人海外もできるまでに!

私の推し活が始まったのは51歳のときです。前の年に母を亡くしてひどく落ち込み、だれにも会いたくないし、なにに対してもやる気を失っていました。そんなときに見かねた友人から「絶対に楽しいよ」と韓流ドラマをすすめられたのがきっかけでした。

正直、韓流に興味はありませんでした。だから友人がDVDを20枚くらい送ってくれたときも、義務感で観始めました。なのに、びっくり。すべて観終わった頃にはすっかりハマっていました。

推し活をするようになるまでは早かったです。ドラマを観終わった次の日には日本で行われたイベントに出かけました。最初こそなにもわからなかったのですが、好きが高じて韓国のイベントにも出かけるように。それまで一人で海外に行ったことはなかったし、韓国語も話せずホテルやチケットの手配をしたこともなかった。推し活を通じて「やりたいと思えばやれるんだ」って自信がつきました。

●握手会のために10kgのダイエットに成功!

ちなみに、私の推しはキム・ジュンヒョンさんですが、最近はもはや韓国そのものが大好きになっています。日本から持って行った服を韓国でわざわざお直ししたり、スーパーで日用品をお土産に買ってみたり。帰国後もふとしたときに韓国を思い返すことで、ありふれた日常を楽しんでいます。

握手会のために1年で10キロやせられたし、ヒールを履いてオシャレするように。夫も「楽しい趣味が見つかってよかったね」って応援してくれます。今はコロナ禍で難しいですけど、また韓国に行く機会を楽しみに過ごしています。

●私の推し活グッズ

イベントに行く際のグッズも豊富。「SNSをチェックして、メンバーが行った場所に出かけたりするほど! とにかく活動的になりました」

ミュージカルのパンフレットや空路のチケットも大切な宝物に。「少しでも安く渡韓できるようにマイルを貯めています」