いよいよ夏休みも終わりますが、たまった家事にうんざりしていませんか? ESSEonlineでは2022年8月に「Yahoo!ニュース」を通じて、Yahoo!JAPANユーザーを対象に、家事についてアンケートを実施し、男女2000人から有効回答を得ました。

2000人の「嫌いな家事」「やりたくない家事」ランキング

嫌いな家事、やりたくない家事がありますか? とアンケートを取ったところ、回答者の88%が「ある」と回答。心地よく暮らすためには、いやいやながらも家事をやっているという結果になりました。

 

次に、嫌いな家事、やりたくない家事について聞きました。

1位 トイレ掃除 45.2%

2位 お風呂掃除 40.9%

3位 献立を考える 31.9%

約半数の人が、「トイレ掃除」を嫌いな家事としてあげています。また、自由回答では、アイロンがけという意見も多数上がりました。

 

また、男女別で集計をすると、順位に違いがありました。

<女性の嫌い・やりたくない家事>

1位 お風呂掃除

2位 トイレ掃除

3位 献立を考える

 

<男性の嫌い・やりやくない家事>

1位 トイレ掃除

2位 お風呂掃除

3位 洗濯物をたたむ・しまう

 

●トイレ掃除、なぜ嫌い?

嫌いな家事の男女の1位、男性の1位となった「トイレ掃除」。なぜ嫌いか、アンケートで最も多かった理由は、「汚い」「不衛生」とのことでした。

だれしも、汚い場所の掃除はいやなもの…。「掃除した時にかぎって、家族の誰かがすぐに汚すから」(50代・女性・大阪府)というように、掃除をしたそばから、汚れてしまい、きれいを保ちにくいという点も、掃除のモチベーションが上がらない理由の1つのようです。

なかには、「トイレ掃除は使用した後に使用した人が掃除していけるようになってほしい」(40代・女性・三重県)という提案も。

また、トイレの場所自体が狭くて掃除がしにくいという意見や、エアコンが効かない場所なので夏場はとくにつらいという意見もありました。

●お風呂掃除、なぜ嫌い?

アンケートより、“毎日やらないといけないこと”のため、めんどうと感じている人が多いことがわかりました。ほかにも、体力が必要、腰を痛めるという意見も多くみられました。

また、「風呂場は掃除しにくい。バスタブも壁も床も、なにもかもが掃除しにくいです。風呂桶もイスも…。」(50代・女性・京都府)、「浴槽内をみがく作業が、なかに入ると狭いし外からだと届かなくてめんどう」(40代・女性・北海道)というように、お風呂場の形が掃除に向いていないということも悩みの1つのよう。

掃除がしにくい場所を掃除しなければならないという点が、女性の嫌いな家事1位となった原因のようです。

また、汚れの部分では、「カビ」と「排水口」に言及している人もいました。

「すぐカビが出る。カビは、なかなか取れないし消えない。嫌になります。」(30代・男性・岡山県)、「排水口の掃除がぞわぞわする。」(50代・男性・神奈川県)という意見も。

●嫌い・やりたくない家事どうしてる?

次に、嫌い・やりたくない家事をどのように工夫して、やめたり手放したりしているかも聞いてみました。

 

<嫌い・やりたくない家事を、やめたり手放したりするために、取り入れたことを教えてください>

・やめたり手放したりしたものはない 54.7%

・自分以外の家族に任せた 19.2%

・100円グッズなどの便利グッズ(家事効率化・時短になるもの)を取り入れた 11.5%

・家電を取り入れた 6.6%

・嫌いな家事、やりたくない家事はない 6.2%

・その他 5.8%

・食材宅配サービスで半調理もしくは完成済みの料理を購入する 4.3%

・食材や日用品をオンラインサイトやネットスーパーで購入する 3.7%

・家事代行サービスに任せた 1.5%

 

大半の方は、やめたり手放したりしている家事はないと回答し、自分以外の家族、便利グッズ、家電の順に、自分以外に任せたり・頼ったりして、工夫をしており、食材の宅配や家事代行などのサービスに頼っている方は少ないようです。

●自分以外の家族、だれに、どのように任せる?

妻は夫に、夫は妻に任せたという回答が最も多くありました。また、子どもにお手伝いとしてお願いしているという回答も。

家族間で分担制にして、お互いの得意・不得意な分野を担当していたり、当番制にして日によって担当する家事を変えていたりなど工夫が見えました。

●便利グッズ、どう取り入れてる?

100円ショップや生活用品を販売しているお店は、家事の効率化や時短となるアイデア商品が次々と発売されています。

アンケートでは、「電子レンジの調理グッズ」と回答している人が多くいました。電子レンジ対応の容器や、パスタや卵をゆでられるものを活用しているようです。

調理グッズでは、野菜を簡単にカットできるスライサー、まな板を保護するまな板シートなどの回答もありました。なかには、「キッチンを整理整頓して、生ゴミ入れを小さいものに変えたり、水切りカゴをなくして、ふきんを代用して、常にスッキリしています。」(女性・神奈川県)という方も。

掃除グッズとしては、安価で購入でき汎用性も高い「メラミンスポンジ」を挙げている方も多くいました。

また、嫌いな家事1位となったトイレ掃除の対策としては、トイレタンクの上に置いておく洗浄剤、スタンプタイプの洗浄剤、ブラシの先をつけ替えられるお掃除ブラシ、使い捨てシートなど、できるだけ便座に触れずに掃除ができるアイテムが目立ちました。

2位のお風呂掃除の対策としては、洗剤を使わなくてもいい風呂掃除ブラシ、柄の長いブラシ、こすらなくていい洗剤を使用しているという声がありました。

●どんな家電を取り入れてる?

最も多かった回答は、食洗器。次いで、お掃除ロボット、洗濯乾燥機でした。高い買い物ですが、毎日やらないといけない食器洗い、掃除、洗濯を任せられるので、導入後の満足度が高いという回答が印象的でした。

 

心地よく暮らしていくために、嫌いな家事は上手に手放したいですね。これからもESSEでは、家事の工夫を紹介していきます。