決勝29号2ランを放ったエンゼルス・大谷翔平(左)【写真:ロイター】

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大谷は4打数2安打2打点で打率.267、ジャッジは8回に50号一番乗り

エンゼルス 4ー3 ヤンキース(日本時間30日・アナハイム)

 エンゼルス大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、本拠地・ヤンキース戦に「3番・指名打者」で先発出場し、5回に決勝の29号2ランを放った。2試合連発で、松井秀喜でも届かなかった日本人初の2年連続30本塁打に王手をかけた。4打数2安打2打点で打率.267。大谷はジャッジとのMVP争いについて、「1シーズンプレーしてきたことが形になるのはもちろんプレーヤーとして大事なことだと思うので。まずはこのペースでしっかり出続けることかなと思います」と語った。

 連続MVPへアーチショーだ。2-2で迎えた5回2死一塁、右腕モンタスのスプリットをバットに乗せ、右中間29号2ランを放った。MVP争いをする中堅・ジャッジの頭上を超える勝ち越し弾は、そのまま決勝弾となった。「ストライクを振って、ボールを見ることができているので。比較的結果につながっているかなと思います。(モンタスは)どちらかというと変化球が多かったので。待っていたわけではないですけど、そこまでたくさん見られた分いい反応ができたと思います」。8回先頭では一塁内野安打を放ち、2試合連続、今季32度目のマルチ安打を記録した。

 熾烈な争いを繰り広げるヤンキース・ジャッジは8回に50号ソロ。2打席連続敬遠を含む2打数1安打1打点で打率.294となった。エンゼルスはア・リーグ東地区首位を走るヤンキースを破り、4連勝に伸ばした。超満員のスタジアムで結果を出し、「敵、味方関係なく、たくさん入るというのはやりがいを感じると思うので。楽しくプレーできたと思います」と充実した様子だった。(小谷真弥 / Masaya Kotani)