首位タイで決勝ラウンドへ 長野泰雅が地元で躍動!(撮影:上山敬太)

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<Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 2日目◇26日◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7191ヤード・パー72>
福岡県出身の19歳、長野泰雅が6バーディ・1ボギーの「67」で回り、トータル11アンダーで首位タイに躍り出た。主催者推薦での出場となる今大会は、地元での開催だ。「昨日と同じで守りながら獲れるところで獲ってという感じでした」と4つのパー5すべてでバーディ。初優勝を見据える位置で週末に向かう。
「昨日からパー5で2オンを5回していて、そのうち1回がイーグルであと4回がバーディ」とチャンスをものにしている。「開幕時は振って300(ヤード)という感じで、いまはあまり振らなくてもアベレージで300くらい行くようになりました」と飛距離もスコアもすべてが伸び盛りだ。
福岡の沖学園高出身で、今年の3月までは高校生。昨年のQT(予選会)に挑戦するもファイナルに進めず、今季は出場権を持たない。5月の「ゴルフパートナーPRO-AMトーナメント」がレギュラーツアーデビュー戦となり、こちらも福岡開催となった「ASO飯塚チャレンジゴルフトーナメント」では2位タイで予選通過を果たすなど、最後まで上位争いを演じ非凡な才能を見せている。
そして地元で迎えた2度目のチャンス。若さと勢いで優勝を目指すかと思えば、目標は違うところに置いている。「優勝より(来週の)富士桜に行きたい。キレイだしさらに飛びそうだから」と次戦の「フジサンケイクラシック」行きを熱望。今大会で10位以内に入れば出場権をつかむことができるとあって、まずはそこにモチベーションがある。
「上位に行けることがこれからもあるかわからないので、少ない試合なんですけど、勢いでなんとか獲れたらなと思います」と今季の大きな目標はシード権だ。トップ10をつないで出場を続けるのももちろんアリだが、優勝で一気に2年シードを勝ち取ることだってもちろんアリ。若さあふれる豪快なゴルフで、決勝ラウンドでも地元ファンを沸かせる。
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