地獄の全身網タイツシャンソン歌手「僕は紙一重の人間...音楽でぶん殴る」過激で衝撃的なライブの全貌

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"シャンソン歌手"といえば、シックなドレスに身を包んだ女性が、切なく愛の歌を歌う...そんなイメージ。しかし、"全身網タイツ"という超個性的な出立ちでパフォーマンスを行う、男性シャンソン歌手がいるという。それが、"悪魔の捨て子"の異名を持つ蜂鳥あみ太=4号さんだ。

「音楽でぶん殴って、観客にショックを与える」

というあみ太さんのライブは、一度体験すると病みつきになる人が続出!
そこで、今回の「テレ東プラス 人生劇場」は、蜂鳥あみ太=4号さんを密着取材。前編では、あみ太さんにインタビューを行い、知られざる素顔に迫ったが、後編では、「武蔵小山 LiveBar 6GRAMS」で行われた圧巻のライブの様子をお届けする!

▲本番約4時間前に会場入りしたあみ太さん。ライブ前でピリピリしている(?)と思いきや、とても優しく迎えてくれました。素顔はお見せできませんが......どことなく菅田将暉さんに似てる...!?

着替えとメイクを終えたところで撮影をお願いすると、シャッターを切る度、くるくると表情を変えてくれました。ヌードデッサンモデルとしても活躍中のため、ポージングもお手のもの!

▲いよいよリハーサル。日々、たくさんのミュージシャンと共演しているあみ太さん。時にはアコーディオン、時にはアコースティックギター、時には豪華なバンド編成など、演奏するメンバーや楽器編成も様々。レパートリーもかなり豊富で、毎日のようにライブがあってもファンを飽きさせません。会場には、続々とお客さんが集まり、いよいよ本番!


この日のライブは、"極悪いちご団&のまど舎しょうけい×あみヘーノ"による「地獄のツーマンショー」。まずはあみ太さんが、ショルへーノさんとのユニット「あみヘーノ」としてパフォーマンスを披露します。スパニッシュギターを得意とするショルへーノさんですが、歌やコーラスもこなし、YouTubeなどの動画編集もするのだそう。1年ほど前からあみ太さんと演奏していますが、2人の息は驚くほどピッタリ。


1曲目からあみ太ワールド全開! マイクがいらないほどの声量と、エネルギッシュな歌声で観客を魅了します。ボリビアのクエッカ(6/8拍子の舞曲)やアルゼンチンタンゴなど、バラエティー豊富なセットリスト。

▲「演奏が始まった瞬間、全ての雑念が消え去って、ひとりぼっちになれる」というあみ太さん。もちろん実際にはお客さんや演奏メンバーがいますが、演奏中は一切周りが見えなくなって、音楽の一部になれると言います。トランス状態のあみ太さんに、お客さんも熱狂!


曲の導入は鬼気迫る語りから...。お客さんが固唾を飲んで聞き入り始めると、すかさず笑いのポイントを入れてくるなど、まるで会場ごとあみ太さんの手のひらで転がされているようです。


語り以外にも、「昔、スーパーの鮮魚売り場でバイトしてましてね...」と身近に思える話題から爆笑エピソードまで、MCも盛りだくさん。日本全国を飛び回るあみ太さんの新鮮なトークが聞けるのも、生ライブならでは!

▲ステージ上で奇抜な感性を爆発させるあみ太さんですが、ご本人にとってはこれも「素」の姿。キャラクターを演じているわけではなく、ありのままの自分をさらけ出しているのです。

▲ライブが進むにつれてあみ太さんの露出も進み、客席のボルテージも最高潮に!
オリジナル曲はもちろん、古い外国の歌やインストゥルメンタルの曲に日本語詞をつけるのもあみ太さん流。あみ太さんが"超訳詞"した歌詞はストーリー性があり、曲を聴き終えると、まるで一冊の小説を読んだ後のよう。

▲圧巻の歌唱力を惜しみなく披露し、あみ太さんのステージが終了! 終盤にかけては客席もトランス状態に!


この日の対バン、「極悪いちご団&のまど舎しょうけい」御一行が登場。日本唯一の股旅演歌歌謡ロックバンド「極悪いちご団」に、「フリーちんどん・のまど舎」のしょうけいさんが加わった、豪華な編成です。独自の路線もさることながら、冴えわたる下ネタ(?)いや、トークが面白い極悪いちご団。客席を大いに沸かせ、取材班も存分にイジられてしまいました(笑)。


そしてライブ終盤は、「あみヘーノ+極悪いちご団&のまど舎しょうけい」のコラボステージ!


それぞれの持ち曲を1曲ずつコラボで披露。そしてコラボステージの途中、あみ太さんが赤い襦袢を脱いだ瞬間…一斉にカメラを構えるファンの皆さま。さすが、シャッターチャンスを熟知してらっしゃいます!


ライブの最後は写真撮影タイム! カメラを構えるお客さま一人ひとりに目線をくれます。写真NGなライブも多いなか、ありがたいサービス!


終演後は、お客さまを見送りつつ、プチ打ち上げに。無事にライブが終わり、マスターのマルヤマヒロシさんもこの笑顔。とても気さくで、ミュージシャン愛あふれるマルヤマさん。出演者やお客さんからひっきりなしに話しかけられる人気者ですが、実は昔、テレビ東京の番組「ヤングTOUCH」(1982年)に出演していたそう。まさに武蔵小山のスーパースター!
打ち上げの席では、お客様一人ひとりに声を掛け、感謝の意を伝えるとともに軽快なトークを交わすあみ太さん。ステージ上とは違うステキな紳士ぶりにギャップ萌え必至です!

ライブが盛り上がりすぎて全く気づきませんでしたが、会場を後にすると、なんと外は土砂降り。しかし、楽しい余韻で足取り軽く帰れそうです。出演者の皆さま、マルヤマさん、ありがとうございました!

【蜂鳥あみ太 プロフィール】
“悪魔の捨て子”の異名を持つ、全身網タイツのシャンソン歌手。ソロ活動の他、多数のユニットやバンドでも活動中。ライブハウスへの出演の他、音響機材の無い場所での生演奏実績も多数。2017年12月には岩下の新生姜ミュージアムにて「あみ太フェス」を開催。自身の写真を使用した公式グッズはファッション雑誌「KERA」掲載の他、東急ハンズ渋谷店にも複数回出店。日本養殖新聞公認第52代目うなLady。

【YouTube】ライブ映像

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【出演依頼やお問合せ】susugu.hachidori4@gmail.com

【ショルヘーノ】
Twitter:@7_hikari

【極悪いちご団】
Twitter:@gokua9ichigodan

【撮影協力】武蔵小山 LiveBar 6GRAMS
東京都品川区小山3-27-3-B1F ペットサウンズビル地下(ライヴカフェAgain跡地)
東急目黒線武蔵小山駅下車西口徒歩30秒
Twitter:@6gramsS

(取材・文/みやざわあさみ)