家族がそろう夏休みは、捨て活を始める絶好のチャンス! 今回は、家族4人ですっきり暮らすインスタグラマーのおもちさんに、リビング・キッチン・洗面所の捨てポイントを教えてもらいました。

元汚部屋出身でも1日5分捨てで家じゅうがすっきり

家族で毎日片づけに取り組む、理想の環境をつくったおもちさん。なぜ毎日片づけを続けることに成功したのでしょうか?

【写真】床にはオモチャや不用品がちらかっていた

●1日たった5分だから毎日でも続けられた!

もともとは捨てられないタイプで便利グッズや最新家電も大好き。そのせいで、いつも部屋がものであふれていたというおもちさん。「必要なものを探せず、また買ってしまう…という悪循環でした」

そんなおもちさんですが、ミニマリストのSNSに影響されて、ものを減らそう! と決意。

「いろんな捨て方を試しましたが、わが家には“5分捨て”が合っているとわかりました。1日5分なら子どもも飽きずにできるし、働きながらでも続けられます」

ものを減らしてからは、日々の片づけや掃除もラクになり、部屋もすっきり保てるように。「買う前に“本当に必要かどうか”を自然と考えるようになり、ムダな買い物もなくなりました」

おもち家の捨てヒストリー

元汚部屋だったおもちさんが、インスタグラムで片づけについての発信をするようになるまでの経緯を教えてもらいました。

●ものがあふれかえっても気にならない汚部屋時代

汚部屋時代は、部屋にものがあふれ、片づけしづらく常に散らかった状態でした。

「毎日の食事も、お皿を取り出すだけで一苦労。けれど、ものが多すぎることを気に留めてもいませんでした」

●SNSを見て捨て活を決意

ミニマリストのSNSを見たのをきっかけに、身軽な暮らしに憧れるように。「いろんな捨て方を試しましたが、最初はうまくいかずリバウンドした経験も…」

●「1日5分捨て」にたどり着き家じゅうすっきり

自分にぴったりの「1日5分捨て」にたどり着き、不要なもののない家に。「ものが少ない今は掃除や片づけ、家事もラクに。ものの出しっぱなしもなくなりました」

リビング・キッチン・洗面所の捨てポイント

おもちさんが実践しているのが“1日5分”と時間を区切って、不要なものを探すという方法。散らかりやすいリビングや、ものが増えやすい水回りの捨てポイントを教えてもらいました。

●【リビング】使いづらい場所&閉まらない引き出しをチェック

まずは、前から「使いづらいな」と違和感があったテレビボードの引き出しをチェック。「あけ閉めしづらいのは、ものでパンパンになっていたのが原因。余計なものを捨てて、リモコン類だけを入れるようにします」

やる気のでない日はお財布の中身を5分捨て。「不要なレシートやクーポン、ポイントカードを処分するだけでもOKです」

・ゴミにしない捨てヒント

手放しにくいものは、喜んで使ってもらえるところに寄付

きれいな服やタオルは世界じゅうに物品支援を行っているNGO「ワールドギフト」へ寄付。「サイトに寄付できるもののリストが載っているので、それを見ながら『うちにもあるかな?』とチェックします」

ファストフードのおまけは入れ替え制に

放っておくと際限なく増えてしまうファストフードのおまけは、入れ替え制にして増えすぎを防止。「買いに行くときは古いものを持参し引き取ってもらい、新しいものと入れ替えるルールに」

●【キッチン】使っていない調理グッズや用途がかぶっているものは手放す

ものがあふれやすいキッチンは不要品の宝庫。

「卵の穴あけ器やかんきつ類の皮むきなど『便利そう』と思って買ったのに、使っていないグッズは処分。用途がかぶっているキッチンツールも手放します」

・ゴミにしない捨てヒント

食べきれない食品はフードドライブに持ち込み

食べきれないとはいえ、まだ食べられる食品を捨てるのは罪悪感が大きいもの。「賞味期限が2か月以上残っている未開封の食品は、福祉団体などへ寄付できる無印良品の『フードドライブ』へ持ち込んでいます」

●【洗面所】いつ手に入れたかわからない試供品は即捨て

洗面所の引き出しをチェックすると、使いそびれて眠っている化粧品のサンプルがたくさん…!

「いつ入手したかわからないほど、古いものは即捨て。もらったばかりのものならすぐに使います」