築47年の小さな団地暮らし。「古い家特有のキッチン収納」を使いやすくするコツ3つ
築47年、54平米の小さな団地で3人の子どもと暮らすシングルマザーのライター・宮本玲花さん。“奥行きがあって仕切りがない”という古い家特有のキッチン下収納を、使いやすく変えるコツを教えてくれました。
ごちゃつきやすい賃貸のキッチン下収納は「ゆとり収納」で使い勝手よく
コンロ下やシンク下、団地のキッチン収納は、賃貸ならではのシンプルなつくり。狭すぎることはないけれど、奥行きがあって仕切りがなく、ごちゃごちゃしやすいのが悩みでした。
そこで、無印良品やニトリのアイテムを使いながら「ゆとり収納」を意識してみると、使い勝手が格段にアップ! 時間がたってもリバウンドしないように、気をつけているポイントも紹介します。
<写真>パスタや麺類を入れるのは、ラックの高さと麺類の長さにピッタリなケース
●1:ステンレスとホワイトで統一。シンプルな見た目のアイテムをセレクト
収納ラックは、ニトリのステンレス製アイテムを選びました。
プラスチック製の商品もあるけれど、ステンレスのほうが重厚感と清潔感があってスッキリ見えます。
ケースは無印良品の「ポリプロピレンファイルボックス」。丸洗いもできて、とても扱いやすいです。
食品のパッケージはカラフルなものが多いので、収納用品はなるべく色をまとめて、シンプルに見せるように工夫しています。
ケースの大きさを選ぶときは、事前に入れたいものをイメージして、収納ラックの幅とも合わせました。
なんとなく収納用品を買うのではなく、ミリ単位まできっちり測って買うのがこだわりです。
●2:ケースの中はざっくり収納。こだわりすぎないくらいがちょうどいい
キッチン収納は種類ごとにケースを分けようとするとケースの数が多くなりすぎてしまうので、ジャンルごとにざっくりしまうスタイルに。
「調味料」「麺類」「ゴミ袋」など…同じようなジャンルのものをまとめました。
月1回はケースの中身を全部出して、賞味期限をチェックします。1度に全部やるのが大変なときは、料理しながら取り出したケースだけをチェックして終わることも。
片づけのハードルを下げつつ、こまめに収納を見直すことが散らかり防止につながっています。
●3:収納のリバウンドを防ぐコツは「ゆとり収納」
収納ラックはケースで全部埋めずに、なんでも置けるフリースペースを確保しています。
お中元でもらったり景品で当たったりと、食品は自分で増やさなくても意外と増えるもの。一時的に増えてしまってもあふれないように、収納にゆとりを持たせました。
これが意外と便利で、脚立を使わないといけないキッチン上の収納にしまう前に「ちょっと置いておきたい」というときにも役立っています(ちょい置きしたものは、時間をおかずに上の収納にしまうようにしています)。
ストックは安売りしていても買いすぎず、収納ケースに入る分だけがマイルール。ネットスーパーや生協を利用しているので、ストックをたくさん持たなくても困ることはほとんどありません。
●賃貸でも使い勝手のよい収納はかなう!
賃貸でも、工夫次第でマイホームのような使い勝手のよいキッチンを目指せるはず。スッキリとした見た目とゆとりある収納を意識して、いつでもキレイが続く自分にピッタリな収納をつくってみてはいかがでしょうか。